![]() |
たまねぎちゃん あららら!/作・絵:長野 ヒデ子/世界文化社/2012年初版
我が家のたまねぎも、四分の一ほど、地上に顔をだし、おいしくいただいています。
寒い冬を乗り越えた たまねぎ。
料理の主役にはなりにくいのですが、脇役としては欠かせない存在です。
ちょうど今の時期にはぴったりの絵本です。
旅に出かけたたまさぶろう、たまこ、たまちゃん、こたちゃん、ちいたちゃんのたまねぎ一家。
遠足の子どもたちから”きらい”といわれて、変身の術。
おとうさんはハンバーグ、おかあさんはスープ、こどもはカレーにばけると、子どもたちは大喜び。
たまさぶろうさんは、「たまねぎのそこぢから わかったか! わっはっはっはっ!」と得意顔です。
「たまねぎ ねぎねぎ たまげるぞ! たまげるぞ! この絵本にも たまげてほしいなあ! だいすきたまねぎ!」というのは作者の言葉。
子どもたちから、きらいといわれて しくしく わーんわーんなくこどもたまねぎにたまげました。
ハンバーグやカレーでは、存在感がどうしても失われますが、やっぱりこれがないとはじまりません。