![]() |
ポルカちゃんとまほうのほうき/作・絵:たむら しげる/あかね書房/2007年初版
魔女の女の子ポルカちゃんが、おかあさんが夕食のシチューをつくっているとき、お部屋の掃除をしてくれるよう頼まれます。
ところが、このほうきがポルカちゃんのいうことを聞きません。掃除が大嫌いと逃げ出します。
やだやだとポルカちゃんとねこをのせたほうきは、むちゃくちゃに飛び回り、ガツンと木にあたって、折れてしまいます。
この木、なんと接着剤の木。実をもらって折れたほうきを直しますが、30分はじっとしていなければなりません。
30分立って、テスト飛行。今度は快調です。
森をこえ、雲のお城まで、雲のお城で遊びます。
しかし急に空がくらくなり、土砂降りの雨。あらわれたのは竜でした。
魔女の家が素敵で、三角形をしており、大きなきのこがニョキニョキ。電気は風力発電です。
魔女といえば、やっぱりほうきですが、いつ頃定着したのでしょう。
ポルカちゃんが掃除をしているのが最後ですが、●うしろのひょうしを みてごらん●とあります。
裏表紙にはお母さん、ポルカちゃん、ほうき、ねこがおいしそうにシチューを食べているのですが、こんな仕掛けにはふれないで、読者をうーんとさせる絵本が多いので、一言余計なのかも。