どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

そば

2018年08月02日 | 絵本(日本)


    そば/熊谷元一・作/福音館書店/かがくのとも 1981年10月号


 「おそばはなにからつくるのかなあ。」と 疑問に思った、けんちゃんとみつこちゃん。
 お母さんは、田舎のおばあちゃんがおくってくれたそばの種をプランターに植えて・・。

 秋のはじめに、おばあさんのうちにいくと、そば畑に花が一面に咲いています。
 おばあさんは、そばがとれるまでの話をしてくれます。

 種をまき、土寄せをし、秋になると刈り取り。乾かして、脱穀機にかけて、工場で機械ですりつぶし。
そばのこなをこねて、のしぼうでのばし・・・。

 人びとの働くようすが描かれていますが、今はどうでしょうか。機械化されているのかもしれません。

 いつかみた田園風景に懐かしさをおぼえます。

 今は、植物がどうそだつのか見えにくくなっているのではないでしょうか。自然の恵みに感謝です。