どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

おじいさんとおばけ

2019年06月23日 | 紙芝居


       おじいさんとおばけ/脚本・堀尾青史 画・瀬名恵子/童心社/1987年


 瀬名さんのおばけ、どこか楽しいおばけです。

 家賃がタダという家、大家さんはゆうれいなんかでませんと保証しますが、タダがきにいって家を借りたおじいさん。

 夜が深々とふけると、案の定「こ・・ん・・ば・・わ・・・・」とあらわれたのは、一つ目のこぞうさん。

 ところが、おじいさん、あわてず騒がず、肩をたたかせます。いくらたたいても、かいほうしてくれないおじいさん。あしたの晩も来いよといいますが・・・。

 おじいさん、でてきたろくろっ首に繕いをさせ、三つ目の大入道に灯篭や大石を動かせたりと、おばけと過ごす夜を満喫しています。

 「こがってくれないし、にげだしもしない、いすわられちゃ こっちが こまるんだよ」と、おばけの悲鳴。

 ラスト「サイナラ、サイナラ、サイナラ」は、淀川さんのきめ台詞でしたね。

 12画面です。