おじいさんとおばけ/脚本・堀尾青史 画・瀬名恵子/童心社/1987年
瀬名さんのおばけ、どこか楽しいおばけです。
家賃がタダという家、大家さんはゆうれいなんかでませんと保証しますが、タダがきにいって家を借りたおじいさん。
夜が深々とふけると、案の定「こ・・ん・・ば・・わ・・・・」とあらわれたのは、一つ目のこぞうさん。
ところが、おじいさん、あわてず騒がず、肩をたたかせます。いくらたたいても、かいほうしてくれないおじいさん。あしたの晩も来いよといいますが・・・。
おじいさん、でてきたろくろっ首に繕いをさせ、三つ目の大入道に灯篭や大石を動かせたりと、おばけと過ごす夜を満喫しています。
「こがってくれないし、にげだしもしない、いすわられちゃ こっちが こまるんだよ」と、おばけの悲鳴。
ラスト「サイナラ、サイナラ、サイナラ」は、淀川さんのきめ台詞でしたね。
12画面です。