どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ハンタイおばけ

2019年06月27日 | 絵本(外国)


   ハンタイおばけ/トム・マックレイ・文 エレナ・オドリオゾーラ・絵 青山 南・訳/光村教育図書/2006年


 ”ハンタイおばけ”は、とってもユニーク。

 天井からおばけがみているので、「おりておいで!」といっても、天井からおりてきません。

 パパが、顔をのぞかせたので、「あそこ!」とゆびさすと、おばけは、いません。

 学校で絵をかくことになって、ゾウを描き始めると、絵の具は画用紙ではなく、ネイトの頭に登っていきます。

 そう、ネイトが言ったことと、反対のことをするハンタイおばけ。そこで、ケイトは、考えます。反対のことをいうと・・・。

 「あれれ、どうしよう。ネイトは おもいました。このおはなし、おわらせたくないなあ」
 「おわり」とネイトがいうと・・・。おわりになったでしょうか?

 答えは前段に。「きょうは ハンタイおばけが いっしょで たのしかった。このまま ずっと いっしょに いてほしいな」といっちゃったんですね。あーあー消えてしまいました。

 正体を見破られたので、今度は、別の子のところへいったのかな?

 ハンタイおばけ、とても愛嬌がありました。