どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

105にんのすてきなしごと

2019年06月25日 | 絵本(外国)


   105にんのすてきなしごと/カーラ・カスキン・文 マーク・シーモント・絵 なかがわ ちひろ・訳/あすなろ書房/2012年


 タイトルを見て早合点。105人のいろいろな仕事がでてくるのかと思ったら、違っていました。

 表紙をよくみるとバイオリンケースですから、これは?

 半分ほどすすむまでは、人人人。金曜日の夕暮れです。

 シャワーをあびたり、着替えをしたりするのも、人それぞれです。

 ドレスを着たり、蝶ネクタイをしたり、ちょっとよそゆきの雰囲気。

 でかけるのもバス、電車、ハイヤーを利用したりとさまざま。

 104人がついたのは音楽ホール。そして105人目は、指揮者。

 そう、オーケストラの演奏開始です。

 オーケストラ団員の演奏会へむかう前までの何気ない様子。単に仕度するのでなく、それぞれのルーティーンがあります。

 演奏会の開始は午後8時30分、オーバーも着込んでいますから、外は真っ暗でしょうか。終演も10時はすぎそうで、暮らしの身近なところに音楽があるようです。