105にんのすてきなしごと/カーラ・カスキン・文 マーク・シーモント・絵 なかがわ ちひろ・訳/あすなろ書房/2012年
タイトルを見て早合点。105人のいろいろな仕事がでてくるのかと思ったら、違っていました。
表紙をよくみるとバイオリンケースですから、これは?
半分ほどすすむまでは、人人人。金曜日の夕暮れです。
シャワーをあびたり、着替えをしたりするのも、人それぞれです。
ドレスを着たり、蝶ネクタイをしたり、ちょっとよそゆきの雰囲気。
でかけるのもバス、電車、ハイヤーを利用したりとさまざま。
104人がついたのは音楽ホール。そして105人目は、指揮者。
そう、オーケストラの演奏開始です。
オーケストラ団員の演奏会へむかう前までの何気ない様子。単に仕度するのでなく、それぞれのルーティーンがあります。
演奏会の開始は午後8時30分、オーバーも着込んでいますから、外は真っ暗でしょうか。終演も10時はすぎそうで、暮らしの身近なところに音楽があるようです。