どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

やぎのアシヌーラ どこにいった?

2019年03月29日 | 絵本(日本)


   やぎのアシヌーラ どこにいった?/渡辺 鉄太・作 加藤チャコ・絵/福音館書店/2011年


 めすやぎのアシヌーラを市場で買ったのは、ものぐさのスタマティスじいさん。

 スタマティスじいさんは、なんでもかんでもかぜまかせ。トイレのドアも締めないし、食べた皿も洗わない、庭も草ぼうぼう。夏は やぶかが ぶんぶんうるさい。

 そこで楽をして草刈りをしたいとアシヌーラに草を食べてもらうと、たちまち庭はきれいに。

 もっと食べたいとメーメーなくアシヌーラを借りて行ったのは農夫。ビール三本という条件。
ここでも くろいちごのやぶをみるみるうちにきれいに。

 次に羊飼いがパイとひきかえに、果樹園の男がリンゴ一樽と、チーズ作りのおばあさんがチーズとひきかえに、アシヌーラを借り出して。

 そのうち、スタマティスじいさんの庭が、また草ぼうぼうになってアシヌーラを思い出し、お礼のビールはどうなったと農夫のところへでかけると・・・。

 作者は日本のかたですが、登場人物の名前からすると舞台はどこか外国。いい味の面々です。

 個人的にも、草になやまされているので、ヤギを飼えたらと思っても、今のご時世では無理。なんともうらやましい限り。

 ヤギのふんは肥料に、乳はチーズにと大活躍。自然循環には最適。

 しかし、ヤギって、とげだらけのやぶ、木の皮も食べるの?


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