トラさん、トラさん、木の うえに!/アヌシュカ・ラヴィシャンカール・文 プラグ・ビスワス・絵 うちやま まりこ・訳/評論社/2007年
気弱なトラが、”めえええ~”となくヤギにびっくりして木の上に。
木の上にトラ?
さあ みんな大騒ぎ。
太鼓と楽器で、網に追い込む。
つかまえたぞ。とらえたぞ。
どうぶつえんへ おくろうか?のりでかためて しまおうか?あおいペンキをぬりたくる?
みんなのだした結論は?
ストーリも絵もきわめてシンプル。文も短くリズミカル。
絵は黒とオレンジ二色。背景は白。シルクスクリーンという。
字は大きく、ときに小さく、波をうったりと自由自在。
トラさん もうちょっと迫力があってもいいのかも。
トラといえばベンガルトラやアムールトラが有名ですが、作者が故郷ベンガルの村で実際に経験したものという。