おっとあぶない/マンロー・リーフ:作・絵 訳:わたなべ しげお・訳/フェリシモ出版/2003年
2018年11月に復刊ドットコムからも出版されています。子どもころ読んだ方も多いようです。
ちいさい子のまわりには危険がいっぱい。それをどう理解させたらいいか。
叱る、やさしく話す、それとも驚かす。これってどちらかというと説教かな。でもなかなか効き目がありません。そのときは、この絵本の出番かも。
信号がない道路横断での車への注意。
「ひかれなきゃ いいんだよと とびだして、くるまのまえを よこぎるまぬけ
こっちの くるまは よけたけど、はんたいがわから トラックが きているのもしらない まぬけ」
「でんきのこぎりや のみで 手足が、ばらばらに なってからでは もう おそい」
さわってみたいとおもっても もしかして 先には、恐ろしいことになるかも。
ぼんやりまぬけ、つよがりまぬけ、やけどまぬけなど「○○まぬけ」が、ぞろぞろいて、なにかのときに、おもいだしてくれると役に立つかな?
アメリカでの初版はだいぶ古そうで、一見落書き風で親しみやすい絵ですが、「スピード違反の おとなと いっしょに くるまにのる ドライブまぬけ」など首をひねりたくなる ”まぬけ”もあります。
ダメと言っても、やってみたくなる子どもの性格をあらかじめ予測して対応するのも大人の責任です。
そして、「ほかのまぬけ しっていたら ほんを つくってごらん」と結ばれていますから、大人の「しらないまぬけ」「へいこらまぬけ」「ほこりをうしなったまぬけ」など、この続きは大人版の出番もあるようです。
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