ちいさいおなべ/脚本・絵 村田エミコ/童心社/2015年(8画面)
はるちゃんのおうちの台所には、大きなお鍋、中ぐらいのお鍋、それから小さい小さいお鍋が並んでいます。
一番大きなお鍋さんは、カレーやシチュー、スパゲッティーづくりに大活躍。
味噌汁お鍋さんは、毎日使われ、おやすみする日はありません。
それに比べて、ちいさなお鍋さんは、いつも台所の隅っこで、ひとりぼっち。
ある日、おかあさんとはるちゃんが、小さなお鍋をみつけ、あかちゃん用の おかゆを つくりました。小さなお鍋は、小さいお口で、ぱくぱく ぱく 食べる 赤ちゃんを見て、うれしさ いっぱい。
自分の居場所がないと思っていた小さなお鍋が、赤ちゃんのために活躍するのは しばらく 続きそうです。
見やすくて、鍋の表情も おすまししたり、びっくりしたり、汗を流したりと 楽しい紙芝居です。