どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ちいさいおなべ

2023年03月09日 | 紙芝居

    ちいさいおなべ/脚本・絵  村田エミコ/童心社/2015年(8画面)

 

 はるちゃんのおうちの台所には、大きなお鍋、中ぐらいのお鍋、それから小さい小さいお鍋が並んでいます。

 一番大きなお鍋さんは、カレーやシチュー、スパゲッティーづくりに大活躍。

 味噌汁お鍋さんは、毎日使われ、おやすみする日はありません。

 それに比べて、ちいさなお鍋さんは、いつも台所の隅っこで、ひとりぼっち。

 ある日、おかあさんとはるちゃんが、小さなお鍋をみつけ、あかちゃん用の おかゆを つくりました。小さなお鍋は、小さいお口で、ぱくぱく ぱく 食べる 赤ちゃんを見て、うれしさ いっぱい。

 

 自分の居場所がないと思っていた小さなお鍋が、赤ちゃんのために活躍するのは しばらく 続きそうです。

 見やすくて、鍋の表情も おすまししたり、びっくりしたり、汗を流したりと 楽しい紙芝居です。


この記事についてブログを書く
« 巨大な木の樽 | トップ | ぐん太 »
最新の画像もっと見る

紙芝居」カテゴリの最新記事