ちょうちょのために ドアを あけよう/ルース・クラウス・文 モーリス・センダック・絵 木坂涼・訳/岩波書店/2018年
小さな坊やの 読者(大人も!)に向けたアドバイスが満載。味つけもたっぷり。
小型の絵本で、1988年にセンダックが絵をかいていますが、モノクロで どこを読んでも独立しています。
いわく
「おねだりするとき どんな かおを したら いいか れんしゅうしておくといいよ」
「ワニと それちがうときは まずそうな かおを すると いいよ」
「おやの かおが みてみたいってこと あるよね」
「そんなに つかれたって いうなら、つかれを ポイって すてちゃえば いいのよ」
「おかあさんと おとうさんを つくるのは あかちゃん もし あかちゃんが うまれなければ ふたりは どっちも ただの ひと」
「きょうが おわるってことは あしたが はじまるってこと」
「りんごにも なりたくないな かじられちゃうから」
「ないものじまんを しよう」
うなずいたり、わらったりです。