鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ジャコウアゲハの産卵

2007年08月28日 | その他
以前にジャコウアゲハが産卵した場所では、
私が見る限り蛹が二つあって、どちらももう羽化しそうもない。
ウマノスズクサも抜かれたか、自然に枯れたのか、
あまり残っていないが、それに何匹か幼虫がついている。
あんなにたくさんいた幼虫たちはいったいどうなったのだろうか。
私の知らないところで無事に羽化したのか、
それとも鳥に食べられたり(ウマノスズクサの毒で防げるはずだが)、
寄生蜂にやられたのか。

しかし、ウマノスズクサは他のところにも生えている。
初めそこには全然卵が産み付けられていなくて、
ウマノスズクサ自身も青々と繁茂していた。
それが今日寄ってみたら、ちょうどジャコウアゲハが産卵に来ていたところだった。

ジャコウアゲハはふわふわと飛びながら、ウマノスズクサのあちこちに軽く触れ、
しばらくすると、ここに決めたというようにしっかりと葉にとまって
腹の先を押し付け、何個かの卵を産み付ける。
そしてまたふわふわと飛び回って産卵場所を探しては、産み付ける。
こうして何箇所かに生みつけた後、
まるで産後の疲れを癒すように、木陰の葉に翅を開いて止まり、じっと休息している。

そこのウマノスズクサにはすでに小さな幼虫も何匹か生まれていた。
今日産み付けられた卵がみな孵るころには、幼虫だらけになりそうだ。
そのうち何個体が羽化までこぎつけるのだろうか。
せめて、人間にとられたり、草を抜かれたりしないで自然に成長してほしいものだ。
コメント (2)
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