4月23日。地元に珍客が現れた。
シギである。私はてっきり近隣でときどき見かけるタシギかと思ったが、タシギの仲間には区別が難しい「オオジシギ」や「チュウジシギ」などがいるという。
嘴の長さや、尾羽の枚数などが決め手になるらしい。
水辺に下りてきたとき、羽を伸ばしたり、羽繕いをする場面があったので、あわてて撮った。
尾羽の数がなんとか数えられる。
ぶれぶれだが、翼の裏の模様がわかる。
結果、オオジシギだということになった。
オオジシギは北海道で見たことがあるが、地元で渡りの途中、こんなに近くで見たのは初めてだった。
ときどきじっと動かず目を閉じて休んでいることもあった。
草陰にいると、姿を見失うこともある。
何かの虫を捕まえて、水洗いするシーンも見られた。
ジュウイチは、カッコウやホトトギス、ツツドリの仲間だが、中では一番目にする機会が少なかった。「声はすれども姿は見えず」状態だったことが多い。
5月16日。この日も私が見に行ったときは、なかなかよいところに姿を見せてくれなかった。
木々の隙間に見えるジュウイチ
どちらもかなりトリミングしている。
ときどき姿を消して、違う場所で「ジュウイチ!ジュウイチ!」と叫んでは、また同じようなところに現れ、やっと一番上の写真が撮れた。
胸が縦斑なのは、若鳥らしい。
尾羽を広げたところを撮ったひどい写真を補正してみた。