鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

渡りの珍客 オオジシギとジュウイチ

2019年06月01日 | 野鳥

4月23日。地元に珍客が現れた。

 

シギである。私はてっきり近隣でときどき見かけるタシギかと思ったが、タシギの仲間には区別が難しい「オオジシギ」や「チュウジシギ」などがいるという。

嘴の長さや、尾羽の枚数などが決め手になるらしい。

水辺に下りてきたとき、羽を伸ばしたり、羽繕いをする場面があったので、あわてて撮った。

 尾羽の数がなんとか数えられる。

ぶれぶれだが、翼の裏の模様がわかる。

結果、オオジシギだということになった。

オオジシギは北海道で見たことがあるが、地元で渡りの途中、こんなに近くで見たのは初めてだった。

ときどきじっと動かず目を閉じて休んでいることもあった。

草陰にいると、姿を見失うこともある。

何かの虫を捕まえて、水洗いするシーンも見られた。

 

ジュウイチは、カッコウやホトトギス、ツツドリの仲間だが、中では一番目にする機会が少なかった。「声はすれども姿は見えず」状態だったことが多い。

5月16日。この日も私が見に行ったときは、なかなかよいところに姿を見せてくれなかった。

 木々の隙間に見えるジュウイチ

どちらもかなりトリミングしている。

ときどき姿を消して、違う場所で「ジュウイチ!ジュウイチ!」と叫んでは、また同じようなところに現れ、やっと一番上の写真が撮れた。

胸が縦斑なのは、若鳥らしい。

尾羽を広げたところを撮ったひどい写真を補正してみた。