この冬の地元の野鳥について、特記すべき特徴の一つは、リュウキュウサンショウクイ(亜種名)が逗留したことだ。
リュウキュウサンショウクイは、2016年にも地元に現れた。その時初めて、今まで沖縄地方などに留鳥として生息していたリュウキュウサンショウクイが、最近関東地方まで生息地域を広げてきていることを知った。(過去のブログに載せている。)
その時は、たった1羽、通りすがりの1日だけの滞在だったが、今年は複数個体が一冬11月~2月までは滞在した。(最近目撃例を聞かない)
滞在期間中は、エナガなどの混群とともに行動していることが多かった。
▲この色の薄目な個体はメスなのかもしれない。
動きはムシクイ類ににていて、主に樹木についている昆虫(カメムシやクサカゲロウ等)やクモを捕食しているようだった。
▲捕食したのはツヤアオカメムシのようだ。
▲こちらはスギドクガの幼虫のようだ。
▲クモヘリカメムシかな?
冬の樹木にこんなにいろいろな昆虫がいることに、逆に驚かされた。
今は、混群を構成していたエナガやシジュウカラたちも、それぞれペアになって営巣準備を始めている。
リュウキュウサンショウクイたちは、この後どこで営巣するのだろうか。
ネットで調べると、神奈川県では繁殖例があるらしい。リュウキュウサンショウクイの北上は、単純に温暖化の影響とは言えないという説もあった。その説によれば、夏鳥のサンショウクイが減少し、そのニッチに広がってきているそうだ。
今後どうなっていくのか知りたい。