2021年、地元の池のカイツブリの1番子の繁殖は5月15日までに7組のペアが営巣を試み、そのうち6組が雛を孵した。孵った雛の数は21羽(たぶん)、何羽かは孵って早いうちに死んでしまったと見られるが。
2番子の営巣は7月上旬から始まり、4組のペアが卵を産み、9月までに19羽の雛が孵る。(すぐに死んでしまった雛、少なくとも2羽は、死んでいるのが目撃されたが。)
先ず、一番よく観察できたペアの繁殖について
このペアは、1番子とは違う場所(ヒメガマの根元)に巣を作った。
▲7月12日の様子
▲卵は5個 7月23日
暑い日は、巣から離れて巣の周りで餌取りなどをして、余裕のある感じだった。
▲8月2日 4羽の雛が孵っている。卵はあと一つ。
▲1日間をおいて、最後の雛が無事孵ったが、泳ぎだすと頭しか出ていない状態になっていて、
ちょっと心配する。
▲しかし、親は二手に分かれて、上手に面倒を見ている様子。
心配は杞憂に終わり、5羽とも順調に成長していった。
餌が豊富で、親が捕ってきた餌を、雛が「いらない。」と拒否して、結局親が自分で食べてしまうような場面もあった。
▲雛が自分でトンボ(ギンヤンマ)を捕らえる。8月16日
▲自分で捕った餌はもちろん、独り占め。
このペアは、雛があるていど大きくなると、ヒメガマの巣は使わなくなり、1番子を育てたあたりで過ごすようになった。
そちらを縄張りと考えているのかもしれない。
今年も池にはイトトンボやギンヤンマがとてもたくさんいて、カイツブリの子育ての餌になっている。
しかし、トンボは冬場には飛んでいない。トンボばかりに頼って、潜って水底に潜む餌を捕る技を覚えないと、雛たちは無事に冬を越せないだろう。
潜って餌を捕ることも早く覚えないといけないのだ思う。
つづく
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