善福寺公園下池の南側は密度の高いセミの羽化場所。
前半はアブラゼミの脱殻でいっぱいだし、
今の時期はツクツクボウシの脱殻だらけ。
セミは普通夜に羽化するはずだが、
アブラゼミもツクツクボウシも
時には私が観察して回る真昼間に羽化を始めるものがいる。
先日目の前の杭をよじ登ってくるツクツクボウシの幼虫を見つけた。
時刻は正午をちょっと回ったころ。
しばらく観察していると、背中が割れて頭と体の前半が出てくる。
ちょっと休んでは力を込めて体を抜こうとする繰り返し。
けれど、しばらくすると、まだおしりの先が抜けていないのに、
じっと動かなくなってしまった。
ちょうど通りかかった方と、
「力尽きてしまったのでしょうかね。」
「もうちょっとなんだから、がんばれ。」
とか話したり、応援したりしていたが、無理のようだ。
色はどんどん茶色く変わっていき、乾いてしまう。
「やはり昼間の羽化は失敗しやすいのでしょうかね。」
などと言って、私はその場を離れてしまったが、
通りがかりの方は、諦めきれない様子で見ていらした。
翌日現場に行ってみると、殻も何も残っていなかった。
無事羽化したのだろうか。その確率はとても低い。
鳥などに食べられてしまったのか。
それとも、通りがかりの方が持っていかれたのか。
その側には、数日前に羽化失敗した個体がしばらく木にくっついていたが、
それもしばらくして殻ごとなくなっていた。
写真は羽化がストップしてしまったツクツクボウシ。
前半はアブラゼミの脱殻でいっぱいだし、
今の時期はツクツクボウシの脱殻だらけ。
セミは普通夜に羽化するはずだが、
アブラゼミもツクツクボウシも
時には私が観察して回る真昼間に羽化を始めるものがいる。
先日目の前の杭をよじ登ってくるツクツクボウシの幼虫を見つけた。
時刻は正午をちょっと回ったころ。
しばらく観察していると、背中が割れて頭と体の前半が出てくる。
ちょっと休んでは力を込めて体を抜こうとする繰り返し。
けれど、しばらくすると、まだおしりの先が抜けていないのに、
じっと動かなくなってしまった。
ちょうど通りかかった方と、
「力尽きてしまったのでしょうかね。」
「もうちょっとなんだから、がんばれ。」
とか話したり、応援したりしていたが、無理のようだ。
色はどんどん茶色く変わっていき、乾いてしまう。
「やはり昼間の羽化は失敗しやすいのでしょうかね。」
などと言って、私はその場を離れてしまったが、
通りがかりの方は、諦めきれない様子で見ていらした。
翌日現場に行ってみると、殻も何も残っていなかった。
無事羽化したのだろうか。その確率はとても低い。
鳥などに食べられてしまったのか。
それとも、通りがかりの方が持っていかれたのか。
その側には、数日前に羽化失敗した個体がしばらく木にくっついていたが、
それもしばらくして殻ごとなくなっていた。
写真は羽化がストップしてしまったツクツクボウシ。