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(六郷かまくら行事・鳥追い小屋とお堂っこ)
かまくらという言葉は、横手では雪室の作り物を指しますが、六郷や角館では行事自体を指し示すと、意味も使われ方も異なります。語源については①台所の「かまど説」、②後三年の役で戦った「鎌倉権五郎=鎌倉大明神説」、③二階堂(六郷)氏や小野寺氏により伝わった「鎌倉幕府行事説」、④唄の歌詞にある「鳥追い小屋説」、⑤祭りの神が降りてくる神倉(カミクラ)説、などがありますが、どれも決め手に欠けるようです。
ここでポイントとなるのはその歴史。横手のかまくらや湯沢の犬っこ祭りも、元は六郷のかまくら行事のような鳥追い小屋が作られ、鎌倉大明神を祀っていたとの話があります。鎌倉大明神というのは、この地域だけで使われるもので、神社として祀られるところはほとんど聞きません。
鎌倉権五郎とは、後三年の役で16才にして片目を矢で射抜かれても勇敢に戦い、のちに片目カジカの伝説にもなった鎌倉権五郎景政。柳田新田村(現秋田市)で作られた鳥追い小屋では「権五郎さん」と称される幣束を祀ったという。また近年復活した北秋田市葛黒地区の小正月行事でも、地元の乱暴者とされていますが、「かまくらの権五郎~」という呼び声が使われており、偶然の一致とは思えません。これはあくまでも勝手な解釈です。
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