(湯沢・岩井堂洞窟・縄文~平安)
天気が落ち着くと、遠出は難しい状況ですが、次に何をしようかと考える気持ち的余裕が出てきます。昨年暖かい時期に来て頂いたお客様の何人かには相談に乗ってもらいましたし、幾つかのテーマは考えていたのですが、今回新たに「お勉強」を始めたのは、秋田の古代史。具体的には、旧石器時代から縄文、弥生、古墳時代頃までの秋田を見てみようと思っています。
(北上・猫谷地古墳・平安)
きっかけは、一昨年大阪の古墳がユネスコ世界遺産になってテレビで古墳が多く扱われ、今年夏には北海道・北東北の縄文文化圏がユネスコの登録になる可能性が強いことが、直接的な理由です。これにより今年の夏休みには北東北でもこの時代が再び脚光を浴びる可能性が強く、その時に来られた方に少しは話についていけるようにと思っています。
(鹿角・大湯環状列石・縄文後期)
これ以外にも、私が生まれ育った埼玉県は、県のマークが勾玉でできているほどの古墳県。子供の頃、小学校の裏山で土器を拾って遊んでいたほどです。一方秋田県には古墳は殆どなく、数年前に北上に古墳があるというので見に行ったら、形状が全然違ってビックリ。秋田で生まれ育った人は、潮干狩りをしたことがないと聞きましたが、同じように古墳で遊ぶなどということもなかったようです。
この時代にこだわると、石器や土器、土偶の形や地層などかなりマニアック(学者的)な領域もありますが、そこには出来るだけ手を付けず、その場所に行って、そうした昔の時代に思いを巡らせることが出来る、というような場所を来られた方に紹介できたらと、考えています。