2/16の北海道新聞に、千歳市支笏湖にある支笏湖YHがこの3月末で閉館し、道内の民間企業に建物は売却される方針、とありました。YH協会からは連絡もありませんし、協会HP上に公表もまだされていません。支笏湖YHは国内初の直営YHとして昭和30年(1955)に開設されたもので、旧館の三角形の建物が特徴的で、新館移行後、旧館は関係資料の展示場所にもなっていたとのこと。
直近では建物は直営所有で、これを借りる形で個人の委託として運営されていたもので、記事によると、年間宿泊者は昭和48年(1973)の2万1千人をピークに減少傾向が続き、2019年は3千人、2020年には新型コロナの影響で利用者が半減し、経営が立ち行かなくなった、とのこと。
昭和55年(1980)頃に利用したことがあり、当時はまだ旧館が使用されていて、夏休みだったこともあり、100名近い宿泊者で夕食は大食堂でジンギスカン、食後はテーブルごとにジンギスカン鍋を誰が洗うのかをジャンケンで決めたり、翌朝は湖畔でラジオ体操などをして、多くの知り合いが出来た思い出があります。
歴史ある知名度の高いYHがまた一つ消えていくことがとても残念です。
時々