お盆を前に昨日はガソリンスタンドで補充。チラッと見たら177円/ℓの表示。今まで160円台でも高いと思っていましたが、170円台は久々に見た感じです。夏休みの繁忙期で、ウロウロする時間が取れる状態ではないので、そんなにガソリンを使う時期ではありませんが、来られるお客様にしてみたら、遠出するのも考えてしまうかもしれません。テレビでは、高速のサービスエリアのガソリンスタンドではレギュラーで200円/ℓを超え、都会の一部でもそうした値段になっているとのことで、200円台の表示はさすがにインパクトが大きそうです。
原油価格や為替市場はそんなに激しく値上がりしている状態ではありませんので、今回の値上がりについて、マスコミでは政府の補助金が徐々に減ることが主因としているようです。昨年のウクライナ侵攻以来、ガソリンの補助金が出ており、出てなかったとすると、一時210円台まで実質は値上がりしていたとの計算。
政府は景気対策(インフレ対策?)として賃上げを進め、結果企業としては人件費の上昇となっており、それに燃料費上昇が加わると、これにより物流費や一部の温泉、宿泊施設などに大きな影響が出ることが考えられます。既に宿泊施設の一部ではお盆休みで人が動く時期であることから、従来よりかなり高い値段設定を行っているところあるようです。宿泊や温泉施設は利用する人に限られる話ですが、運送業などは、残業抑制等の2024年問題による人件費上昇に加え、ガソリン代の高騰は直撃する形になりそうですので大変そう。物流費は影響が広く、一般消費者の多くがその影響を受けることになりそうで、これからこうした面からも物の値段が上がることを想定しておく必要がありそうです。