新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

大曲YHの流雪溝

2025-02-17 22:18:13 | 季節

冬祭り三回戦目のあと、昨日の夜から再び天候悪化となり、今日は午後から羽越線や五能線で遅延や運休が出始めており、祭り中でなくて良かったと。ただ今日の昼前から降り始めたのは雪ではなく雨で、この時期に雨かと少し驚く感じです。

2月も後半に入り、雪もあと1か月もすれば終わるかなと。今年は新潟や石川、青森などで記録的大雪との話ですが、当YHのある大曲ではまだ100cmにも届かず、秋に想定していた大雪(=150cm以上)の2/3程度で済んでいる形で、気も心も余裕があります。

いろいろな所で積もった雪の処理が追い付かず、街が機能不全にという話もあるようです。20年前にYHを始めるに当って、冬はお客様が来ないことはいいものの、雪をどうするかというのは大きな課題でした。当YHは市街地と異なり、スペースには余裕があります。それでも雪を寄せる、特に山にして積み上げるのは大変な作業です。スペースがない市街地ではどうしても雪を置いてくために必要なことなのでしょう。

そのため、当YHでは雪は貯めるものでなく、とかすものという考えのもと、導入したのが消雪パイプの仕組みです。コストは汲上ポンプの電気代のみ。計算したら1か月フルで稼働させても1万円程度で、必要な時間だけなら数千円程度で済みます。水が出る所に雪を集める作業は必要ですが、その効果は今季ブログで写真を度々アップしていますが、絶大です。

多くのことろでは流雪溝という雪を流す排水路が街中にあり、そこにせっせと雪を投じている姿がニュースで流れています。当YHにしっかりとした流雪溝というのはありませんが、YH前に小川があり、夏は干上がることもありますが、冬は当YHと隣の家の消雪パイプの水が流れ込み、当YHにとっては流雪溝代わりになっています。消雪パイプで使った水の再利用ということになります。いっぺんに大量の雪を処理する場合、消雪パイプだけでは足りず、ここに投入することで、半日もあれば十分に雪が消えてしまいます。先日の駐車場の雪寄せの時にも、大変重宝しました。

この時期は、当YHにとってだけでなく、鳥にも人気で、一面雪の中で貴重な水場、土が残るところとなり、小さな鳥から夜にはカモまで来ているようです。また春になればドジョウが目覚める小川になり、ビオトープとして一部のお客様には人気だったりします。自然の力に感謝です。

あとは屋根の雪と、この時期使用頻度が低い駐輪場(納屋)周りの雪の処理をどうにかすれば、雪の多い冬でもヌクヌクとしていられるのですが。

のち

コメント
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