この時期、地方議会が開催されており、その中で公共施設の運営状態などが説明されているようで、公共の温泉施設の運営に関する話が地方新聞ネタになっています。
今回出てきたのは、大館の達子森温泉・ハチ公荘。今年の4月にレジオネラ菌が見つかって休館となり、菌撲滅の施策を打つものの設備の大幅改修が必要となったことで急館が続いており、源泉が32℃と低いため、光熱費増も大きく、廃止も検討されているとのこと。
この地域は入浴施設が多く、すぐ近くの扇田駅の裏には地元で人気の比内温泉・比内のゆ(公)があり、その先には廃墟街とも呼ばれる大滝温泉があり、国道285号を西に進んで北秋田市に入ると長寿温泉(民)、湯ノ岱温泉(公)がならんであります。大館の街中にも多くの入浴施設があり、わざわざここまで入浴に来る必要は低いかと。
もう一か所は由利本荘市の道の駅東由利に隣接する黄桜温泉・湯楽里。こちらは第三セクターで経営されていましたが、3セクの経営行き詰まりで解散が決まったため、2025年1月末で営業休止になるとのこと。温泉施設は指定管理者を募集し、応募がなければ直営で営業再開する計画とのことで、こちらはいったん休みということのようです。近くには入浴施設が少ないのですが、お湯使いがあまりよくなく、人口減少が続く地域ということも影響があるのでしょう。
秋田県内に公共の温泉施設が多くできたのが1990年以降のことで、20年前後を経過して設備の劣化が進んでいるのはどこの施設でも同様のこと。今後まだまだ話が出て来そうです。(写真は黄桜温泉・湯楽里)
のち
時々
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