にかほ、湯の台食堂

今日は一気に足を延ばして、日本海まで。由利本荘からの国道７号線沿いはやはり雪がほとんどなく、大曲とは別天地。それでも鳥海ブルーラインを象潟から上がっていくと高速のＩＣ近くから雪が見え始め、上郷地区まで上がると一面雪景色なりました。今回の目的地は湯ノ台温泉向かいの湯ノ台食堂。

2016年に閉店したものの、その息子さんが関東の有名ラーメン店で修業して、2017年10月にリニューアルオープンしたラーメン店。テレビで度々取り上げられ、あんな場所でと思い、興味がありました。到着時、雪の駐車場は7割方が埋まり、人気度がわかります。



メニューは中華そばと肉そばがメイン。肉そばは自慢のチャーシューが表面を覆いつくすほどに乗っているようでした。脇の黒板に手書きになっていた濃厚煮干しそば（770円）を、お連れ様が中華そば（720円）を注文。来たラーメンは、濃厚煮干は見るからに煮干し！トッピングは玉ねぎで食べて見ると、見た目通りガッツリの煮干味。麺は手打ちの平打ち中太麺。大曲では十郎兵衛であるものの、これだけの煮干系は海沿いでは少ないようです。



煮干と豚骨のダブルスープを食べなれているせいか、少し旨味に欠ける気がしました。また硬麺好きのため、少し麺が柔らかく感じました。中華そばはしっかりの肉系メインで魚介系のダブルスープ。普通に食べるならこちらの方が無難かと。



チャーシューは２種類入っており、味わいも異なるため、面白美味しくいただきました。入店時は空席も少なかったのですが、その人気は食べてみてよくわかりました。常食としては、少し値段が高い気もしましたが、遠くから食べに来る人が多いのも、納得でした。

時々

大仙市南外、岩倉温泉

今回の大雪は予報の割には降った量も少なく、横手の計測所の積雪は70cmほど、当YHの簡易積雪計でも50cmほどにしかなっていません。その雪も昨日の昼には早くも沈静化したようですので、今日は近場の温泉で今年初温泉となりました。南外地区の日本秘湯を守る会の岩倉温泉。一昨年の大雨で入口の道路が大きな被害を受けた温泉です。

入浴料400円。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で厳選58.3℃、ｐH7.7のお湯を加水、加温、循環、消毒なしのかけ流しで使用。無色透明、微石膏臭、無味のお湯でヌルヌル感が少しありました。



基本的に前回2015年に入浴した時と状況は大きく変わりありませんでした。泡立ちが悪いためということで石鹸は備え付けがありませんので、湯浴みに適した温泉と云えそうです。湯口前にある男女の壁も相変わらずでした。

時々

大曲までの高速バス

年末に来られたお客様の中に、夜行バスで東京から来たという方がいて、久しぶりにネットで高速バスを調べてみました。2005年の開所時には新幹線が往復で約30,000円、高速バスで羽後交通で往復約15,000円でした。

すぐに格安高速バスが始まり、時期によっては往復8,000円まで下がりました。バスはトイレなし４列シートから３列トイレ付が普通になり、今のような完全オフシーズンでは、片道3,000円というものまで出ているようでした。会社数も当初は羽後交通一本でしたが、終点秋田の格安便が3路線も乗り入れてきており、便利になったと同時に適正な（？）競合が価格低下となっているようです。

往復6,000円で済むとはいえ、夜行バスでは体力勝負。若い時ならそれでも十分に旅行を楽しむことができたかと思いますが、オフシーズンに来られる方は時間に余裕がある高齢の方が多くなります。くれぐれも無理のない計画を立てて来て頂かないと、着いたはいいが、その後は休んでばかりの旅行になりかねません。また高速バスで来て頂くのはいいのですが、来てからの足も考える必要があります。

時々一時

古いYHハンドブック探し

年末に年賀状を出しまくりました。一部関係者の方には、古いＹＨのハンドブックがないかとメッセージを添えました。これまで２名の方からご連絡を頂きました。ありがとうございました。残念ながら、あっても当ＹＨが開所以来のもので、探している昭和30～50年代前半、平成初期のものは今のところ見つけられませんでした。

2019年限定で、1995年以前のＹＨハンドブックをご持参頂いて、寄付頂ける方には、宿泊代（２食込）の全額、見せて頂ける方には、その半額をサービスしようかと考えています。お持ちの方がいれば、是非ご検討ください。

だいぶ生臭い話になってきて恐縮です。頂いた年賀状の中で、他のＹＨの方からのものには、今年はどんな出会いがあるのか、楽しみです、なんて書かれていて、他のＹＨの方の純粋な気持ちに感動してしまいましたし、襟を正す気分になりました。

落とした雪の処理

今日は筋肉痛と闘いながら、昨日落とした雪を均す作業を朝から４度ほど。消雪パイプの効果で夕方にはほぼなくなりました。昨日、雪を屋根から降ろした後にチェックしたら、こちら側にあるエアコンの室外機カバーも雪の重みで傾いてしまいました。数年使用しているのですが、こんなことは初めて。幸い、こちら側は、気合で元に戻すことができ、とりあえずはこのまま行けるかなと思っています。



落とした雪もなくなり、夕方には、年末からほぼ連続稼働が続いていた消雪パイプも止めることができました。夜には予報通りまた雪が降り始めましたが、仮にこれから１ｍ降ったとしても、屋根の雪はすっきりしましたので、安心していられます。それでも今年はまだ積雪は多くて40cm止まりで、今のところ今年は雪が少ない状態が続いており、大助かりです。

時々

屋根から見る日食

正月のお客様も今朝の出発で一巡。年末年始の期間には、降雪もそうありませんでしたが、来週また大雪の予報が出ていますので、本日、思い切って屋根の雪下ろしを予防的に行いました。平地で50cm、２階から落ちた雪のたまった場所で１50cmほど。決して多くはありませんでしたが、これまで気温の激しい低下がなかったことから、下の方はシャリシャリ雪でおろしやすく、３時間弱の作業で終了となりました。



休憩時に時折太陽が出ていましたが、見れば、欠ける部分があり、そういえば昨晩のニュースで今日は日食があると。太陽なんて出ないと気にしませんでしたが、むしろ雲がフィルター代わりになり、直に日食を見ることができました。久しぶりの肉体労働で、夕方には筋肉痛が出始めて、落とした雪の処理は明日以降。それまでの間は消雪パイプの威力発揮タイムとなります。



時々一時

５月連休の予約は？

この正月にお客様の間で話題になったのが、今年の５月連休の宿探しの問題でした。今年は4/30に現天皇陛下の譲位、翌5/1には新天皇の即位で5/1に祝日となるため、祝日法に基づき、4/30、5/2が祝日に挟まれるためどちらも休日となり、4/27から5/6まで10連休となるようです。このため今年のゴールデンウイークが過去にないほどの長期間になるため、早くも旅行会社には多くの予約が入り、お客様の話では国内のホテルなどでも予約で埋まり始めているようです。

当ＹＨの場合、予約の受付は３か月前からとしていますので、該当日は今月下旬からとなります。また５月連休前後は、こちらでは角館の桜の開花時期にあたるため、その状況によっては、予約の日にちに変化が出ることもあります。

従来、当ＹＨでは、５月連休でも予約が本気に入り始めるのは、その１週間前から当日といった状況ですが、今年に限っては決まり次第、早めにご連絡いただいた方がいいようです。今までの経験からみると、あまり早い予約は、キャンセルになることが多いようですので、それでもできるだけ確実な予約を頂けると助かります。

時々

１月は地元の神事

正月も明日の週末で終わりとなり、それ以降は通常の１月。今月は雪国秋田で一番の降雪時期となります。一方で、２月の小正月行事を前に、１月は地元に根付く行事があります。

１７日の秋田市の大平山三吉神社の梵天奉納、20日本荘の新山神社裸参りなどの神事があり、当ＹＨには今年は31日朝に藤木神社の梵天奉納ご一行が厄払いに来て頂けます。明日からは阿仁・森吉山の樹氷祭りが３月上旬まで始まりますし、月末26日には北秋田市で比内とりの市、羽後町ではゆきとぴあ七曲（雪中花嫁道中）が行われます。

現在利用期間のＪＲの青春18きっぷは10日までで、その次は大人の休日パスが1/17～1/29まで利用可能となります。車で来られる方は、駐車場確保の問題がありますので、できるだけ前日までにご連絡いただけると助かります。また公共交通機関で来られる方は、暴風雪時には鉄道の遅延、運休が当たり前の冬の秋田ですので、できるだけセカンドプランを用意して、遅延等が発生した場合はできるだけ早めにご連絡頂ければ、諸々相談に乗ることができる方と思います。

一年の計は元旦にあり

2014年から気合を入れて回り始めた東北の温泉ですが、昨2018年は新規温泉81カ所、データ更新36カ所、その他29回の合計138回の入浴となりました。年々新規の温泉は少なくなる傾向でしたが、昨年は青森に三回（３月五所川原、８月下北、９月弘前）と頑張ってしまったこともあり、かなり廻ることができました。また山形、岩手県で100カ所達成、青森県も96まで来ました。

すでに秋田県はほどんどが終わったため、新規の施設は残り少なくなっていて、今年はデータ更新が中心になりますが、周辺３県や昨年は一度も行けなかった鳴子などの宮城県などでの新規施設の訪問が出来そうです。

例年は元日の夜の温泉ツアーを行うのですが、今年は諸事情のため中止となり、今年の初温泉はいつ、どこにしようかと考えています。ちなみに、「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」と続けても云うそうですが、朝に計画を立てていたら、あっという間に昼になってしまいますので、前日の夜に計画を立てるようにしています。

時々

大みそかツアー（後編）、おせちが足らない！

当ＹＨでは、正月期間中は朝食で簡単なおせち料理と雑煮を用意しています。例年お客様がそんなに多くなく、料理だけ多く用意すると、その後持て余す事態が度々あったので、量を控えていたのですが、今回は、大みそか、元日と飛び込みのお客様もあって、一部のおせち料理が足りなくなってしまいました。幸い、スーパーは元日から営業しており、食材を調達して、まだまだおせち料理を提供できる状態となりました。



さて、先日の大みそかツアーでは、六郷湧水群のナイトツアーの後、除夜の鐘をつくために同じ六郷の台蓮寺に。都会と違って来場者もまばらで、好きなだけついていいというサービスぶり。それぞれが数回ずつ。遠くで寺の鐘の音を聞くことがあっても、間近で聞くことは少なく、鐘の音の余韻の重低音はいつ聞いても驚かされます。住職さんが焚火をして、暖を作ってくれていますが、その薪は古い卒塔婆だったりと、いろいろ驚きの光景。



最後に藤木八幡神社での初詣。田舎の社ですので、外から賽銭を投げるというものではなく、拝殿に入ってのお参り。ここでは、通貨経済ではなく、米（コメ）経済だった昔からの風習が残っており、お賽銭もお金でなく鏡餅。年当番の方からお神酒を頂いて、帰宅となりました。地元ではどれも普通のことなのですが、都会ではどれも経験できないことかと思います。



時々