アテゾリズマブ、NSCLC適応でFDA承認
ロシュ、日本では国際P3に参加中
化学工業日報2016年10月25日 (火)配信 呼吸器疾患癌投薬に関わる問題
スイス・ロシュはこのほど、がん免疫療法の抗PD-L1抗体「アテゾリズマブ」(海外製品名・TECENTRIQ)が、非小細胞肺がん(NSCLC)の適応症で米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表した。すでに膀胱がんの治療薬として承認されているが、患者数が多いがん種に適応が広がる。肺がん適応で米国承認された抗PD-1/PD-L1抗体は3成分目。日本では国際第3相臨床試験(P3)に参加中。
承認された適応症は、白金製剤ベースの化学療法、またはEGFR遺伝子変異/ALK融合遺伝子がある肺がんで分子標的療法による治療中/後に病状進行した転移性NSCLC。PD-L1の発現状況を問わず対象になる。肺がん適応で承認されている米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)の抗PD-1抗体「オプジーボ」と同様の適応症になる。
承認の根拠となった臨床試験では、化学療法より全生存期間を4・2カ月延長することが示された。試験にはPD-L1の発現状況を問わず、治療歴があるNSCLC患者を登録した。
米国ではオプジーボのほか、米メルクの同「キイトルーダ」もNSCLCのセカンドライン適応で承認ずみ。同剤はPD-L1が高発現している患者を選別するための投与前検査が義務付けられている。
ロシュ、日本では国際P3に参加中
化学工業日報2016年10月25日 (火)配信 呼吸器疾患癌投薬に関わる問題
スイス・ロシュはこのほど、がん免疫療法の抗PD-L1抗体「アテゾリズマブ」(海外製品名・TECENTRIQ)が、非小細胞肺がん(NSCLC)の適応症で米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表した。すでに膀胱がんの治療薬として承認されているが、患者数が多いがん種に適応が広がる。肺がん適応で米国承認された抗PD-1/PD-L1抗体は3成分目。日本では国際第3相臨床試験(P3)に参加中。
承認された適応症は、白金製剤ベースの化学療法、またはEGFR遺伝子変異/ALK融合遺伝子がある肺がんで分子標的療法による治療中/後に病状進行した転移性NSCLC。PD-L1の発現状況を問わず対象になる。肺がん適応で承認されている米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)の抗PD-1抗体「オプジーボ」と同様の適応症になる。
承認の根拠となった臨床試験では、化学療法より全生存期間を4・2カ月延長することが示された。試験にはPD-L1の発現状況を問わず、治療歴があるNSCLC患者を登録した。
米国ではオプジーボのほか、米メルクの同「キイトルーダ」もNSCLCのセカンドライン適応で承認ずみ。同剤はPD-L1が高発現している患者を選別するための投与前検査が義務付けられている。