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アテゾリズマブ、NSCLC適応でFDA承認

2016年10月26日 22時44分00秒 | 医療情報
アテゾリズマブ、NSCLC適応でFDA承認
ロシュ、日本では国際P3に参加中
化学工業日報2016年10月25日 (火)配信 呼吸器疾患癌投薬に関わる問題

 スイス・ロシュはこのほど、がん免疫療法の抗PD-L1抗体「アテゾリズマブ」(海外製品名・TECENTRIQ)が、非小細胞肺がん(NSCLC)の適応症で米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表した。すでに膀胱がんの治療薬として承認されているが、患者数が多いがん種に適応が広がる。肺がん適応で米国承認された抗PD-1/PD-L1抗体は3成分目。日本では国際第3相臨床試験(P3)に参加中。
 承認された適応症は、白金製剤ベースの化学療法、またはEGFR遺伝子変異/ALK融合遺伝子がある肺がんで分子標的療法による治療中/後に病状進行した転移性NSCLC。PD-L1の発現状況を問わず対象になる。肺がん適応で承認されている米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)の抗PD-1抗体「オプジーボ」と同様の適応症になる。
 承認の根拠となった臨床試験では、化学療法より全生存期間を4・2カ月延長することが示された。試験にはPD-L1の発現状況を問わず、治療歴があるNSCLC患者を登録した。
 米国ではオプジーボのほか、米メルクの同「キイトルーダ」もNSCLCのセカンドライン適応で承認ずみ。同剤はPD-L1が高発現している患者を選別するための投与前検査が義務付けられている。
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医療現場を救う!町工場の“技”

2016年10月26日 20時05分51秒 | 
医療現場を救う!町工場の“技”
2016/10/25(火)22:00

医療機器の市場は高齢化により拡大しているが、様々な規制もあって、新規参入が難しい。国内メーカーは伸び悩んでおり、海外メーカー優勢が続く。
しかし今、全国各地で「医工連携」と呼ばれる取り組みが始まり、日本の“ものづくり”を支える中小企業と医師たちが手を組み始めている
 例えば骨折でプレートを入れたり人工関節を入れる手術で使われるのが医療用ドリル。
医師たちに聞くと、骨の表面でドリルの刃先が滑ってしまい、穴を開けづらいことが多く、「最も使われる術具のはずが、最も軽視されてきた」と話す。
この状況に目を付けたのが鳥取県日吉津村のビックツール。従業員60人の中小企業で、ステンレスなど金属に穴を開けるための工業用ドリルを製造販売する。
整形外科用のドリルの試作を重ね、医師たちからも「こんなドリルは見たことがない」という画期的なドリルを開発。
先端部分が三日月のような形で、硬く滑りやすい素材でもしっかりと刃先で捉え、鋭い切れ味で穴を開けることが出来るという。
そのビックツールが次に取り組み始めたのが、歯科用インプラントを埋め込む際に使うドリル。最大の課題は、切削時の発熱を抑えられるか…実現すれば、患者の負担が大きく減るという。
非常にハードルの高い挑戦が始まった。
 「もう“点滴を吊るす”という発想をやめたいんです…」こう話すのは、川崎市の総合川崎臨港病院の渡邊嘉行院長。
重力を利用する点滴の構造は100年以上変わらない。
専用のスタンドを手放せず、歩くにも不自由。
スタンドが転倒し事故につながる危険も伴う。
「吊るさず持ち歩ける点滴があれば、患者の負担を減らせます」と言う渡邊さんに協力を申し出たのが、創業50年、埼玉県川越市の入江工研。
液晶パネルの製造現場に欠かせない「真空の空間を作る」技術に長け、別の業界でも活かせないかと模索していた。
新規事業担当チームによる、今までにない点滴を作る挑戦を追う。
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女性がん研究で寄付講座 11月開設 新潟大と協定書

2016年10月26日 13時02分01秒 | 行政
女性がん研究で寄付講座 11月開設 新潟大と協定書
2016年10月25日 (火)配信新潟日報

 県が、日本では途上にある遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)など女性のがん診療の研究を目的とした寄付講座を新潟大に開設することになり、24日、新潟市中央区の新大医学部で協定書を交わした。
 県は新大に5482万円を寄付し、11月1日から2019年3月末まで講座を開設する。新大の医師2人が女性のがんの予防や診断、検診の研究などに当たる。
 講座開設に伴い県は、県立がんセンター新潟病院に遺伝性乳がん・卵巣がん外来を新設する。情報提供やカウンセリングを実施するほか、講座の臨床研究の場としても活用する。
 HBOCは遺伝子の病的変異を原因として、乳がんや卵巣がんを発症する遺伝性腫瘍の一つ。乳がんや卵巣がんの5~10%ほどは、遺伝的な要因が関係しているとされ、HBOCの割合が高いと言われる。
 新潟大の牛木辰男医学部長は「この分野での県と大学の連携は珍しい。がんを遺伝子として調べることで予防や治療につなげたい」と語った。県の若月道秀病院局長は「大学とがんセンターが協力することで、人材育成だけでなく啓発の機会にもなる」と話した。
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【徳島】病児預かり 共働き安心

2016年10月26日 12時57分37秒 | 地域
【徳島】病児預かり 共働き安心
2016年10月25日 (火)配信読売新聞

 ◇県内初、板野東部ファミサポ新事業
 藍住町など板野郡5町の子どもを一時的に預かる業務を行う「板野東部ファミリー・サポート・センター(板野東部ファミサポ)」が、今月から、病気になった子どもや、治ったばかりの子どもを預かる新たな事業を始めた。県内に13か所あるファミサポの中では初の取り組み。関係者は「これから冬場にかけて、子どもの風邪が流行する。共働きの家庭が安心できる環境を作りたい」と話している。(行田航)
 ファミサポは、国の補助事業として全国で1994年度に始まった。市町村が設置し、自治体やNPO法人などが運営する仕組みで、あらかじめ研修を受けた人が自宅などで、有料で子どもを預かる。病気になった子どもを預かる施設もあるが、県内ではこれまでなかった。
 県内では子どもを預ける会員が5648人いる(8月末現在)が、共働きの家庭を中心に風邪などにかかった子どもを預かってほしいという声が、県などに多く寄せられていた。そこで子育て世代が多く住む地域にある板野東部ファミサポが取り組みを始めた。
 同ファミサポは、板野郡5町が委託した福祉団体が運営する。新たな業務では、体調を崩した子どもを小児科医などから研修を受けた人が、医療機関に連れて行く。医師が許可した場合には、一時的に自宅で預かったり、同ファミサポの事務所内に設けたスペースで看病したりする。1歳未満やインフルエンザなど症状が重い感染症と診断された場合などは預からない。
 現在就職活動中で、5歳の長男を預ける登録をした松茂町の主婦(36)は「子どもが急病になってもすぐに職場を離れられるかわからない。実家も自宅から遠いため不安があったが、この制度があることで、安心して仕事ができると思った」と話す。
 厚生労働省によると、ファミサポの事業は、2014年度で全国769の自治体で行われているが、容体が悪化した時の対応の難しさや、「万一の責任が取れない」といったサポート側の不安の声が多く、病児の預かり業務を行う自治体は135にとどまっている。
 板野東部ファミサポの港みなと満海まみ所長は「病気の子どもを預かるモデルケースとして定着させ、県内全域で同じサービスが提供できるよう働きかけたい」と話している。
 1歳児~小学生が対象。希望者は通常の登録とは別の登録が必要。料金は平日午前7時~午後9時が1時間800円、それ以外の時間帯は同900円。問い合わせは同ファミサポ(088・693・3033)へ。
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患者の継続支援視察 相模原事件の検討チーム

2016年10月26日 12時54分07秒 | 地域
患者の継続支援視察 相模原事件の検討チーム
地域 2016年10月25日 (火)配信共同通信社

 相模原の障害者施設殺傷事件を検証し、再発防止策を話し合う厚生労働省の有識者検討チームが24日、兵庫県精神保健福祉センター(神戸市)を視察し、精神疾患のある患者に対する措置入院中から解除後の継続支援について県幹部らから説明を受けた。
 検討チーム座長の山本輝之(やまもと・てるゆき)成城大教授は視察後の取材に「現場で感じている成果と課題を聞いた。今回の話を踏まえ、継続支援のためにどういう枠組みを提案すべきか考えたい」と述べた。
 検討チームは、事件で逮捕された植松聖(うえまつ・さとし)容疑者への対応に関する中間報告で、措置入院中や退院後に行政や病院が十分な支援を実施できなかったと指摘している。
 兵庫県は、複数の健康福祉事務所に職員や保健師、精神科医でつくる「継続支援チーム」を設置。措置入院解除後の対応に関し、患者本人や家族らと協議しながら見守りや生活支援などに当たっている。
 検討チームは、県幹部から取り組みの概要を聞いたほか、県外から転入、転出した人の情報把握の難しさや、職員らのマンパワー不足といった課題面についての説明を受けた。県からは「全国的な仕組みがあれば、しっかりフォローできる」との指摘もあった。
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主治医・企業・カウンセラーが連携し支援 治療と仕事、両立へ指針 働き方改革会議

2016年10月26日 11時16分14秒 | 行政
主治医・企業・カウンセラーが連携し支援 治療と仕事、両立へ指針 働き方改革会議 2016年10月25日 (火)配信朝日新聞

 政府は24日、「働き方改革実現会議」(議長・安倍晋三首相)の会合を開き、がんをはじめとする病気の治療と仕事の両立支援を強める方針を決めた。医療機関と企業、産業医・心理カウンセラーの3者が連携して、患者をサポートする仕組みづくりを進める。▼3面=「心の支援を」、7面=テレワーク促進
 この日の会合で、治療と仕事の両立支援には、主治医や患者の勤務先だけでなく、患者の立場から企業と医療機関を橋渡しする産業医や心理カウンセラーの役割が大きいとの提言がメンバーから出された。提言を踏まえ、(1)主治医(2)企業(3)産業医や心理カウンセラーの3者が患者の症状や治療の内容を共有し、適切な業務内容や勤務時間を決められるようにする方針を確認。患者である社員に対する職場の理解を深めてもらえるような支援態勢の充実を目指す。
 安倍首相は会合で、病気ごとに異なる患者の症状に応じたガイドライン(指針)作りを検討すると表明した。厚生労働省が今年2月、がん患者らを対象にした「治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を作成し、時間単位の休暇や時差出勤制度の導入を提案したが、心理カウンセラーについての記載は不十分だった。指針の改定も視野に、さらに詳しい指針をつくり、患者が働きやすい環境づくりを企業に促す方針だ。
 この日の会合では、会社員が副業・兼業をしやすくする▽ネットを活用して職場の外で仕事をする「テレワーク」を普及させる▽企業に中途採用を促す――の3点についても、それぞれ指針の作成をめざす方針を確認した。いずれも年度末にまとめる実行計画に盛り込みたい考えだ。(河合達郎、高橋健次郎)
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花粉症、コメ食べて治せる? 遺伝子組み換え、アレルギーを抑制 来月から臨床研究

2016年10月26日 09時24分11秒 | 医療情報
花粉症、コメ食べて治せる? 遺伝子組み換え、アレルギーを抑制 来月から臨床研究
臨床 2016年10月25日 (火)配信朝日新聞

 スギ花粉の成分を含んだ特殊なコメを食べて、花粉症の治療につなげる臨床研究を、大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター(大阪府羽曳野市)などが11月から始める。うまくいけば、コメを食べるだけで根治できる可能性がある。
 スギ花粉による花粉症は、日本人の約4人に1人と推計されている。スギの花粉に含まれ、花粉症の原因となる物質を少量だけ口に含んだり、注射したりして症状を抑える治療法があるが、3~5年かかる。
 臨床研究では、原因物質の目印となる部分が米粒の中で作られるように遺伝子を組み換えた「花粉症緩和米」を使う。農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)が開発し、隔離して栽培している。
 コメは、日本人に身近な上、胃で分解されずに腸まで届くたんぱく質を含んでいる。花粉症の人が毎日食べ、この目印が腸で吸収されるうちに、体内の免疫機能がこの目印に慣れて、過剰に反応しなくなると考えられている。原因物質そのものは含まれていないため、強いアレルギー症状は出ないとされる。
 2012~14年、東京慈恵医大で花粉症の患者らにこのコメを食べてもらったところ、症状は改善する傾向にあったが、効果ははっきりしなかった。このコメによる副作用が出た人はいなかった。
 今回の研究では花粉症の10人に約1年間、このコメを毎日5グラム、普通のコメに混ぜて食べてもらい、血液検査でスギ花粉に反応する抗体の量をみる。このほか3グループ各15人に約半年間、このコメと普通のコメを計50グラム、割合を変えて食べてもらい、効き目を比べる。研究チームの田中敏郎・大阪大教授は「悪さをする免疫細胞だけを増えないようにすることができ、花粉症の根本的な治療になる可能性がある」と話している。(合田禄)
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多くのがんが肥満と関係 「医療新世紀」

2016年10月26日 09時15分07秒 | 医療情報
多くのがんが肥満と関係 「医療新世紀」
臨床 2016年10月25日 (火)配信共同通信社

 世界保健機関の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、肥満になるとリスクが高まるがんとして、2002年に大腸、食道、腎臓、子宮内膜など6種類を挙げていたが、今年あらためて千件以上の研究を分析した結果、従来の6種類に加え、新たに8種類のがんが、肥満になるとリスクが高まることが分かったと発表した。
 具体的には、胃の噴門(入り口)、肝臓、膵臓(すいぞう)、卵巣、甲状腺などのがん。これらについては中年の成人で、肥満ががんのリスクを高める十分な証拠があるとした。
 IARCによると、14年時点で、世界で約6億4千万人の成人が肥満と推計されている。
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現場救護の看護師「テロかと思い怖かった」 宇都宮爆発

2016年10月26日 09時09分29秒 | 
現場救護の看護師「テロかと思い怖かった」 宇都宮爆発
その他 2016年10月25日 (火)配信朝日新聞

 宇都宮市の中心部で23日に起きた連続爆発事件で、重軽傷を負った3人に手当てをした女性看護師(36)が取材に応じた。「無差別テロかと思い、救助しながら、爆発がまた起きたらどうしようと怖かった。戦争というと大げさだけど、こんな感じなのかなと思った」と語った。
 当時、爆発現場の宇都宮城址(じょうし)公園では祭りが開かれており、女性看護師はその医療スタッフとして公園内のテントで待機していた。
     ◇
 午前11時半ごろ、「ドーン」という大きな爆発音がした。その後、「パン、パン」という音も2回ほど聞こえた。空を見ると黒煙が上がっていた。何が起きたのか分からなかったが、テント近くにいた男性が叫んだ。「けが人がいます」
 約100メートル離れた公園脇の道路に走って向かうと、火薬が燃えたような臭いと血なまぐさい臭いがした。男性が仰向けに倒れ、「痛い、痛い」「左の耳が聞こえない」とうめいていた。
 「私のことが分かりますか」と大きな声で問いかけると、「分かります」と答え、意識ははっきりしていた。でも頭は出血し、左足には肉がえぐれたような傷もあった。男性のそばに自転車が倒れており、「飛ばされた」と話した。自転車のそばには、袋からこぼれたリンゴが転がっていた。その状態を、携帯電話で119番通報中の男性と代わって消防に伝えた。
 持っていた救急セットには、ばんそうこうや消毒液など簡易なものばかりで、止血用のガーゼなどは入っていなかった。救急隊が到着するまで男性の意識を保とうと、「もうすぐ救急隊が来るから頑張って」「もう少しだよ」と声をかけ続けた。周囲の人たちには、救急車が道路に入れるように交通整理をお願いした。
 約5分後、救急隊員が到着し、男性のけがの状態を伝えて引き渡した。その後、近くの自転車の列の間に倒れていた別の男性の救助も手伝った。右手で腹を押さえて「痛い、痛い」と訴えていたため、けがの状態を見ようと、隊員と協力してズボンを脱がせたら、下着や靴が血まみれになっていた。
 そばのベンチには、別の人がうずくまるような姿勢でいた。一目見て、「助からないだろう」と思った。
 その後、公園内のテントに戻り、軽傷の男子中学生を診た。足に擦り傷のような跡が2カ所あったが、落ち着いた様子だった。「友達と祭りに遊びに来ていて、現場近くで痛いと思ったらけがをしていた」と話していた。
     ◇
 女性看護師は昨年まで病院に勤務していて、救急病棟の経験が長かったという。「もうちょっと何かできたんじゃないかと後悔している。『痛い』と言う人の痛みを取ってあげられなかった。道具が不十分でも対応できるようにしないといけない」と話した。(八角健太)
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