<新型コロナ>2日間で95人感染 熊谷の店、ハロウィーンで密...5人が 南銀の飲食店広がる 臨時休校も
2020年11月10日 (火)配信埼玉新聞
県などは8日から9日にかけて、新型コロナウイルス感染者を新たに計95人確認したと発表した。新規感染者は8日が44人、9日が51人。9日の内訳は県発表が35人、さいたま市11人、川口市4人、川越市1人。
これまでに確認された感染者は6296人(チャーター便帰国者含む)、死者は112人(9日午後7時現在)。
8日午後9時時点の重症者は7人、感染者の入院は333人、ホテル療養125人、自宅療養35人。退院・療養終了は5596人。
県によると、9日に県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女27人で、8日は10~80代の男女32人。戸田市の80代男性は同市の特別養護老人ホーム「レーベンホーム戸田」の入所者で、同施設関連の陽性者は15人目。また、ふじみ野市の90代男性は入所する県内高齢者施設でこれまでに9人の陽性者が出ている。
8~9日の発表分のうち、熊谷市の「ダイニングバーフガール」では客の20~30代男性5人が新たに陽性と確認され、同店関連の陽性者は13人に上った。陽性の店員と別の場所で会話した同市の20代女性も陽性と確認された。ハロウィーンの10月31日には、同店の来店客が急増し密な状況が生じていたという。
さいたま市によると、9日の判明は10~80代の男女11人。40代女性と春日部市の10代女性は、それぞれ別の大宮区の南銀座地域の接待を伴う飲食店の従業員。市の実施している無料検査で判明した。
南銀地域で9月下旬からクラスター(感染者集団)が3件発生したため、市は同地域の接待を伴う飲食店を対象に無料検査を実施。9日までに、76店舗の635人が検査を申し込み、感染が判明したのは4店舗で計8人となった。
川口市によると、新たに30~80代の男女4人の感染が確認された。このうち3人は陽性者と同居したり、接触があった。
川越市によると、新たに20代の会社員女性の感染が判明。陽性と判明した友人の濃厚接触者として、検査を受けていた。
また、吉川市は9日、市内の学校関係者1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状はなく、入院して様子を見ているという。市はこの学校を9、10の2日間、臨時休業とした。