島根県松江市で1人感染 新型コロナ
島根県松江市は20日、新たに同市在住の30代の1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。性別は非公表。 市は同日午後1時半から記者会見で詳細を説明する。
12月19日に実施した新型コロナウイルス感染症の検査の結果、新たに1名の方、市内135例目(県内180例目)となる感染者が確認されました。
この方は松江市在住、30歳代の方です。
12月11日に、県外の陽性者との接触歴があるとの相談が、本人から松江保健所に寄せられました。聞き取り等を行いましたが、相談時点では症状がなく、検査を希望されませんでしたので、保健所から2週間の外出自粛と健康観察を指導したところです。
12月18日に再度本人から保健所に、12月13日から嗅覚異常があるとの連絡をいただきましたので、保健所で受診調整のうえ市内医療機関を受診、昨日19日に、島根県保健環境科学研究所でのPCR検査の結果、陽性であることが判明いたしました。
この方は、保健所の指導の下に自宅で待機し、本日12月20日、感染症対策を講じた医療機関に入院されました。
現在、症状は特にないとのことです。
行動歴調査によれば、保健所に最初に相談があった12月11日時点で、すでに自主的に外出を自粛されており、本日まで継続しておられます。従いまして、濃厚接触者はいらっしゃらないものと考えています。
また、発症2週間前からの期間においては、県外への移動歴はありませんでしたが、冒頭にもお話ししました県外の陽性者との接触歴があると伺っております。
さて、感染拡大地域ではすでにGO TO トラベル事業の運用見直しが始まっていますが、28日からは全国で事業の適用が一時停止となりました。
松江市では2週間近く感染が確認されていませんでしたが、近隣自治体を含めて考えると、県東部エリアでは連日、感染者の発生が確認されている状況にあります。市民の皆様お一人お一人の感染予防や健康管理を徹底いただくことが、感染を最小限に抑えることにつながるものと認識しております。
年末年始の帰省や旅行については先日の島根県本部会議で決定されたとおり、感染が拡大している札幌市、東京都、名古屋市、大阪府、広島市などからの帰省、またそうした地域への不要不急の旅行など、慎重にご判断いただきたいと思います。
市民の皆様には、感染防止の基本である「フィジカルディスタンスの確保」「手洗いの励行」「マスクの着用」のほか、「三密の回避」や「換気と加湿」にお取り組みいただきますとともに、感染のリスクが高まる会食の場面や、家庭内での感染対策などにも十分留意のうえご協力いただきますようお願いいたします。
なお、新型コロナウイルス感染症は誰でも感染する可能性があります。患者やその関係者を励まし、応援する思いやりの心を持っていただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。