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穏やかな日々を

ワクチン関連のインフォデミックを狙い撃つAI研究者たち

2021年11月06日 22時45分12秒 | ウイルス

ワクチン関連のインフォデミックを狙い撃つAI研究者たち

2021年11月2日(火)

ネット上の噂やフェイクニュースによる不正確で有害な情報拡散、いわゆる「インフォデミック(infodemic)」の問題は、COVID-19パンデミックをきっかけに広く知られるようになった。WHO・国連らによる共同声明は「誤った情報が命を奪う」という強い言葉でインフォデミックに対する警告を発した。ワクチン政策が主戦場となった現在、ワクチンに関する誤解を招くニュースやSNS投稿を自動検出するAIツールが各方面で開発されている。

米スティーブンス工科大学のリリースでは、同大のAI研究者 Subbalakshmi博士とそのチームによる「フェイクニュース検出AI」を紹介している。チームは以前にも「言葉遣いからアルツハイマー病を高精度に識別するAIツール(過去記事参照)」の開発で注目を集めていた。今回の研究では、15ヶ月間にわたり80のメディアからCOVID-19に関する2,600件のニュースを収集し、評判の高いメディア評価サイトとの照合の上でニュースに信頼性の有無のラベルを付けた。さらに、それらニュースに言及した24,000以上のTwitter投稿を収集し、ニュースに対する支持/不支持を判断する「スタンス検出」アルゴリズムを開発した。これらを元にしたベースラインアーキテクチャは約88%の精度でフェイクニュースを検出することが可能と謳う。その仕組みの例として、大げさな表現や感情的な表現は、偽りの主張と相関が強い傾向にある。また、公開時期・記事の長さ・名を連ねる著者の数などもアルゴリズムに利用され、記事の信頼性を判断しているとのこと。

Subbalakshmi博士は「研究の真の貢献は、データセットそのものであり、他の研究者がデータを利用してフェイクニュースへの理解を深めることを期待している。これまでテキストに焦点を当ててきたが、ニュースや投稿に埋め込まれた画像・動画などあらゆる種類のメディアを消化することが今後の課題である。こちらが一歩前進するたびに、悪意ある人たちは私たちの手法を学び、さらに洗練されたフェイクを作り上げてくる。常に戦闘状態であり、数歩先にいることが重要だ」と語っている。

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聖徳太子を最後まで

2021年11月06日 22時31分41秒 | テレビ映画

聖徳太子を最後まで見てしまった。

感想などいらぬ。

 

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名古屋市、昨年7月以来の「感染者ゼロ」

2021年11月06日 22時12分48秒 | ウイルス

名古屋市、昨年7月以来の「感染者ゼロ」

 2021年11月5日 (金)配信朝日新聞
 

 愛知県は4日、新型コロナウイルスに1人が感染したと発表した。名古屋市はゼロだった。同市の感染者がゼロになるのは昨年7月12日以来。

 3日夜時点の入院者は35人(病床使用率2・0%)で重症者は4人(同2・2%)だった。宿泊療養施設の入所者は23人、自宅療養は55人いる。

 

■三重県は3日ぶり「ゼロ」

 三重県では4日、新たに判明した新型コロナウイルスの感染者の発表はなかった。発表がゼロになったのは3日ぶり。県内のこれまでの感染者数は延べ1万4801人、死者は計163人。新型コロナ患者用の病床占有率は2・9%、重症者用病床は0%になっている。

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COVID-19、高齢・肥満などが重症化リスク因子となるメカニズムにGPR78が関与

2021年11月06日 21時28分39秒 | ウイルス

COVID-19、高齢・肥満などが重症化リスク因子となるメカニズムにGPR78が関与

阪大、研究成果は、「Diabetes」にオンライン掲載

 

シャペロンタンパク質GRP78、ウイルス複製や細胞侵入などに関与

 大阪大学は10月28日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が高齢者や肥満、糖尿病のヒトに危険な理由として、脂肪組織とGRP78の関与を新たに提唱したと発表した。この研究は、同大大学院医学系研究科のシンジフン助教(糖尿病病態医療学寄附講座)、下村伊一郎教授(内分泌代謝内科学)らの研究グループによるもの。研究成果は、「Diabetes」にオンライン掲載されている。

 GRP78は小胞体に局在し、タンパク質が正常な高次構造を維持するように助けるシャペロンタンパク質としてよく知られている。ストレス環境では、GRP78は細胞表面や血中に分泌され、内因性・外因性のタンパク質と結合しさまざまな病態に関係している。また、GPR78はさまざまなウイルスと結合し、ウイルスの複製や細胞への侵入などウイルスのライフサイクルに関与していることが知られている。しかし、GPR78とCOVID-19の関連については不明だった。

GRP78は高齢・肥満・糖尿病状態の脂肪組織で高インスリン環境により高発現

 今回、研究グループは、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質を用いた生化学実験やさまざまなトランスクリプトーム解析を通じ、COVID-19が、高齢や肥満、糖尿病のヒトに危険な理由として脂肪組織とGRP78の関与を新たに提唱した。

 まず、ストレスにより発生する細胞表面型・分泌型GRP78がSARS-CoV-2のスパイクタンパク質と結合し、ACE2発現細胞への集積を増強させることを見出した。

 続いて、GRP78の発現はCOVID-19の危険因子としてよく知られている高齢や肥満、糖尿病状態の脂肪組織で高発現していることを明らかにした。また、その主な理由は高インスリン環境であることを発見したという。

既存の抗糖尿病薬・生活習慣改善で、COVID-19予防や治療の可能性示唆

 COVID-19の研究期間はまだ短く、COVID-19に関する基礎知識や治療ターゲットへの情報は不足している。今回の研究は、細胞外GRP78、特に分泌型のGRP78がSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に結合し、ACE2発現細胞への集積を増強させることを発見した初の報告だ。

 脂肪組織のGRP78は、COVID-19の危険因子として挙げられている高齢や肥満、糖尿病など高インスリン環境により発現が誘導される。既存の抗糖尿病薬、食事や運動など生活習慣の改善によりその発現を抑制できることから、今後のCOVID-19の予防や治療への可能性が示唆される、と研究グループは述べている。

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1日4杯以上のコーヒー摂取で肝硬度が低下

2021年11月06日 21時19分23秒 | 医療情報

1日4杯以上のコーヒー摂取で肝硬度が低下

 

 2017-18年の米国国民健康栄養調査(NHANES)研究でトランジェントエラストグラフィ法および2回の食事調査(24時間思い出し法)を実施した20歳以上の参加者4510例を対象に、コーヒー摂取が肝線維症および脂肪肝に及ぼす影響を検討。カフェイン抜きコーヒーおよび紅茶摂取を対照に設定した。

 その結果、4杯以上のコーヒー摂取が肝硬度測定値(LSM)9.5kPa超の防御因子だった(オッズ比0.4、95%CI 0.2-1.0、P=0.05)。全飲料を含むモデルで、コーヒー4杯以上のみにLSMとの独立の関連を認めた(同0.5、0.2-0.9、P=0.03)。カフェインとLSMに有意な関連はなかった。砂糖入り飲料摂取および健康食指数(HEI)2015で調整後もコーヒー摂取にLSM低下との関連を認めた。

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