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「子どもの生きる力 手助けしたい」 研修医の熊谷さん 白血病克服し小児科医に

2021年11月19日 23時59分28秒 | 地域

「子どもの生きる力 手助けしたい」 研修医の熊谷さん 白血病克服し小児科医に

 2021年11月19日 (金)配信長崎新聞
 

 いつか同じ道に―。国立病院機構長崎医療センター(大村市)の研修医として働く熊谷知香さん(28)は中高生の頃、白血病を患った。死すら意識したあの日、小児科主治医の言葉に励まされ、医学を志した。病を乗り越え、来春で初期研修を終了。新たな現場で小児科医としての経験を積んでいく。「子どもたちの生きる力を手助けしたい」。朗らかな笑顔で、そう固く決意する。

 異変は突然現れた。諫早市立西諫早中3年の春、首周りが腫れ上がった。病院を転々として、行き着いた長崎大学病院。先に両親が医師に呼ばれ、病室に戻ってきた父親に言われた。「闘わんばいかんね」。母親は顔を伏せて泣いている。白血病だった。

 すぐに抗がん剤治療を始め、間もなく首の腫れは引いた。ある日、回診に来た主治医が何げなく言った。「ところで高校受験はどうするの?」。闘病は始まったばかりで現実的でないように思えたが、主治医は続けた。「病気のせいで将来を変えるなよ」。発症前の志望校は県立諫早高。暗闇に光が差した気がした。

 小児科病棟にある院内学級「たんぽぽ学級」で学習を再開した。入院中の小中学生10人ほどが在籍し、近くの長崎市立山里中、坂本小の教員がサポートする。薬の副作用で激しい頭痛や吐き気などに襲われ、苦しい日々。だが授業内容を書き取ったノートを差し入れてくれる西諫早中の友人や、病室まで教えに来てくれる教員にも支えられた。第1志望校への合格が、生きる目標になった。

 受験間近の2008年12月。諫早に一時帰宅した時、薬の副作用とみられる脳梗塞を発症した。大学病院へと急ぐ車内。次第に右半身が動かなくなり、正常な発声ができなくなった。パニック状態で到着した熊谷さんの目を、主治医はじっと見詰めて言った。

 「絶対に治してやるけんな」

 もう何でもいい。この先生を信じて頑張ろう―。そう思えた。迅速な治療を施され、体の動きや言葉を取り戻す頃には心を決めていた。「私も医療の仕事を目指したい。勇気づける言葉を言える人になりたい」。夢が定まった瞬間だった。

 諫早高に合格したが、入院治療のため1年間休学。抗がん剤治療を続けながら通学し、体調面で苦しい高校生活だったが、勉強できること自体が幸せだった。なぜなら、たんぽぽ学級で一緒に過ごした級友の中には、病が治らず短い生涯を終えた人もいたから。「いつか天国でその子たちと会った時に『頑張ってきたよ』と胸を張って言いたい」。その思いが原動力になった。

 20歳で長崎大医学部に入学。6年間学び、ジャグリング部員として、たんぽぽ学級の"後輩"のためにショーも開いた。現在、研修医2年目。周囲と力の差を感じて落ち込み、家でひとり泣くこともある。それでも、もっと厳しい状況はたくさん経験してきた。「中学時代に頑張った自分が、今も一番の味方」。苦しかった過去を力に変え、前に進む。

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新型コロナ 後遺症専門外来 新たに運用開始 県が体制整備 /鳥取

2021年11月19日 23時14分07秒 | 地域

新型コロナ 後遺症専門外来 新たに運用開始 県が体制整備 /鳥取

 2021年11月12日 (金)配信毎日新聞社
 

 新型コロナウイルスに感染し、回復後も後遺症に悩まされている人の相談や治療に対応するため、県は新たに後遺症専門外来の運用を始めた。主に保健所などで受け付け、県内3地域の専門医療機関を紹介する。

 県によると、新型コロナに感染後、疲労感や倦怠(けんたい)感、味覚・嗅覚障害などの症状が続く患者は県内でも一定数存在しているという。県は今夏の感染第5波が収束し医療体制に余裕ができたとして、今月から東部、中部、西部の保健所や病院で患者をケアする体制を整備した。既に数人から相談があり、県新型コロナ感染症対策推進課は「まずは身近な保健所か、かかりつけ医に相談してみてほしい」と呼び掛けている。【野原寛史】

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ブレークスルー感染64% 島根10月 高齢者割合高まる

2021年11月19日 23時08分35秒 | 地域

ブレークスルー感染64% 島根10月 高齢者割合高まる

 2021年11月10日 (水)配信山陰中央新報
 

 島根県が9日、10月の新型コロナウイルス感染者(101人)のうち、ワクチン2回接種後に感染する「ブレークスルー感染」の割合が64・3%に上ったと明らかにした。県はワクチンを先行接種した高齢者世代を中心に抗体量が減少し、高齢者福祉施設でのクラスター(感染者集団)の発生につながったとみている。

 県内では10月、浜田、雲南、江津各市の高齢者福祉施設でクラスターが計4件発生。感染者の年代別では80歳以上が40・6%を占め、ブレークスルー感染者の平均年齢も77・9歳で、9月の54・3歳から大幅に上がった。

 ブレークスルー感染者は無症状や軽症が多い傾向で、県は早めの受診や検査を呼び掛けている。

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メッセの入り口

2021年11月19日 16時21分48秒 | カメラ

今日は、メッセにて、会議。

有意義な時間で、しあわせでした。

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