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脂質異常症、ワクチンを開発 熊本大大学院・尾池教授ら 副反応少なく安価に

2021年11月29日 22時16分09秒 | 大学

脂質異常症、ワクチンを開発 熊本大大学院・尾池教授ら 副反応少なく安価に

2021年11月17日 (水)配信熊本日日新聞
 

 熊本大大学院生命科学研究部の尾池雄一教授(55)=代謝・循環医学=らの研究グループは、血中のLDL(悪玉)コレステロール値や中性脂肪値が高い「脂質異常症」を改善するワクチンを開発したと発表した。今後は臨床応用を目指し、効果を長期化させるための改良に取り組む。

 米科学誌電子版に17日(日本時間)掲載された。脂質異常症は、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管疾患の発症にもつながる。治療にはコレステロール値を下げる「スタチン」などの薬剤を使用するのが一般的だが、一部には肝機能障害など副反応を訴える患者もいる。そこで尾池教授らは、タンパク質「ANGPTL3」に注目。ANGPTL3が欠落した遺伝子変異がある人は、変異のない人に比べ悪玉コレステロール値や中性脂肪値がともに低いという。

 尾池教授らのワクチンは、免疫細胞を活性化させて体内のANGPTL3を捕える抗体をつくり、機能を低下させる。肥満症のマウスを用いた実験では、悪玉コレステロール、中性脂肪の濃度が減少。脂肪肝も改善した。

 また遺伝的に悪玉コレステロール値が高い「家族性高コレステロール血症」のマウスモデルでも、脂質異常症が改善し、動脈硬化も軽減した。ワクチン接種の30週間後も抗体は持続し、マウスに大きな障害もないことも確認した。

 さらに米製薬会社が開発中のバイオ医薬品に比べ、ワクチンは安価で製造できるメリットがある。尾池教授は「既存薬より副反応が少なく、重症患者はほかの薬剤との併用もできる。安価な治療の選択肢の一つとして期待される」と話している。(志賀茉里耶)

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B'zコンサートで実証実験 定員100%で販売

2021年11月29日 22時08分15秒 | ウイルス

B'zコンサートで実証実験 定員100%で販売

 2021年11月18日 (木)配信共同通信社
 

 新型コロナウイルスに関する行動制限緩和に向けた「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験が17日、東京都江東区のホールで開かれた2人組ロックグループB'zのコンサートで実施された。

 観客にはワクチン接種済証かPCR検査の陰性証明を義務付け、チケットは定員の100%で販売。一方で、歓声を上げることは禁止とし、着席での観賞を求めた。主催者によると、約6900人の定員に対し、6351人が入場したという。

 16日の公演に続く実証実験で、この日は午後4時に開場し、ファンらが接種証明書や身分証などを提示し、スムーズに入場。開演前の客席からは私語も聞こえず、B'zの2人が登場すると着席したまま拍手を送った。

 30年来のファンという群馬県の自営業男性(46)は「東京に来ることに不安もあったが、公演中は着席指定なので体が触れあうこともなく大丈夫だと思う」と話した。都内の女性会社員(30)は「久々のコンサートで昨夜は眠れなかった。手続きの面倒くささはあるが(ボーカルの)稲葉浩志(いなば・こうし)さんの生の声を聴けるのはうれしい」と笑顔だった。

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【新型コロナ】横浜はじめ病院をコロナ専門病院に 「第6波」備え12月受け入れ開始へ

2021年11月29日 22時00分56秒 | 地域

【新型コロナ】横浜はじめ病院をコロナ専門病院に 「第6波」備え12月受け入れ開始へ

 2021年11月19日 (金)配信神奈川新聞
 

 新型コロナウイルスの感染拡大による病床逼迫(ひっぱく)に備え、横浜市が横浜はじめ病院(同市神奈川区)を「コロナ専門病院」として12月に開院し、軽症・中等症の患者を受け入れることが18日、複数の関係者への取材で分かった。市は来週にも正式発表する。

 今冬にも来ると予想される感染拡大の「第6波」に向けて病床を確保し、早期の治療を施すことで、重症患者の増加を防ぐ狙いがある。

 関係者によると、来月1日の開院を目指しており、受け入れるのは主に軽症・中等症のコロナ患者を想定。病床は約60床からスタートし、感染状況などに応じて最大100床規模までの増床も視野に入れている。

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