道内感染は増加傾向 新型コロナ専門家組織 冬場控え注意喚起
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」は25日、北海道など一部地域で、クラスター(感染者集団)の発生によって一時的な増加傾向が見られるとし、「継続的な増加につながるか注視が必要」との見解をまとめた。
同組織は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数について、全都道府県で2人以下になっており「最も低い水準が続いている」と分析。ただ、京都大の西浦博教授(感染症疫学)が同組織に提出した資料によると、北海道では、感染者1人から平均何人にうつすかを示す「実効再生産数」が1・27と上昇傾向で、12月以降、新規感染者が増加すると試算している。