日々

穏やかな日々を

コロナは風土病の一種に 来年には最悪期を脱するか

2021年11月12日 22時07分10秒 | ウイルス

コロナは風土病の一種に 来年には最悪期を脱するか

 2021年11月11日 (木)配信共同通信社
 

 【シカゴ・ロイター=共同】デルタ株の流行が世界の多くの地域で収まりつつある中で、来年以降のいつの時点にどの地域で新型コロナウイルス感染症が普通の風土病に変わるのかを、科学者たちは予測し始めている。

 専門家らは、パンデミック(世界的大流行)から最初に脱出するのは米国、英国、インドといったワクチン接種率が高く、また感染済みの人々が自然に免疫を獲得した国々だと考えているが、新型コロナウイルスはワクチン未接種の人々の間で広がるうちに変異する予測不能のウイルスだ、との警告もある。

 一部の人々が言う「世界滅亡の日のシナリオ」つまり、せっかく獲得した免疫を無効にしてしまうような変異が発生する事態を完全に排除する人はいない。それでも彼らは、多くの国で来年には最悪期を脱するだろうということに次第に自信を深めている。

 世界保健機関(WHO)の新型コロナ対策を主導している感染症学者マリア・ファンケルコーフ氏は「われわれは今から来年末までを、このウイルスを抑制する時点だと考えている。この間に重症者と死者を大幅に減らすことができると思う」と述べた。

 WHOは来年末までに世界人口の70%が接種を終えることを目標にしており、同氏は「目標を達成できれば私たちは疫学的に全く異なった状況に置かれることになる」と述べた。

 一方で、同氏は各国があまりにも性急に感染予防策を解除することを懸念しており「まるで全てが終息したかのように人々が街頭に繰り出しているのを見るのは驚きだ」と話している

 ▽地域による違い

 WHOの先月26日の報告によれば感染者は8月以降、世界のほとんどの地域で減少している。

 欧州は例外で、接種率の低いロシアやルーマニアのような国々や、マスク着用指示を解除した地域でデルタ株が猛威を振るっている。デルタ株はまた、接種率は高いものの厳格なロックダウン(都市封鎖)によって自然の免疫があまりできていないシンガポールや中国といった国々でも感染を拡大させている。

 米ハーバード大の感染症学者マーク・リップシッチ氏によれば、パンデミックの今後の経緯は国によって異なる。住民が接種や感染で免疫を獲得した度合いが国によって異なるからだ。

 何人かの専門家は、米国でのデルタ株感染拡大は今月で終わり、これが最後の新型コロナの大流行になるとみている。

 米食品医薬品局(FDA)スコット・ゴットリーブ元長官は「私たちはパンデミックの段階から、より風土病的な段階へと移りつつある。この段階では、新型コロナは米国における単なるしつこい風土病ということになる」と述べた。

 米ワシントン大の疾病発生予測学者クリス・マレー氏も同じく、米国でのデルタ株感染拡大は月内に終わると予測する。

 同氏は、新型コロナ感染は「この冬に非常に穏やかな増加を示すだろう」とした上で「重大な新型株が出現しない限り、感染は来年4月には収束し始める」との見通しを示した。

 英国など予防措置を解除したため感染が拡大している国々でも、ワクチンが奏功し多くの人々は入院せずに済んでいる。

 インペリアル・カレッジ・ロンドンの感染症者ニール・ファーガソン氏は、英国に関して言えば「緊急事態としてのパンデミックのほとんどの部分は既に終わっている」と述べた。

 ▽「漸進的な進化」

 新型コロナは今後何年間も、マラリアのような他の風土病と同じく、病気や死亡の主要な原因であり続けるだろう。ファンケルコーフ氏は「風土病は良性というわけではない」と言う。

 一部の専門家らは、新型コロナウイルスは最後には、はしかのようなものになると言う。はしかは今も、ワクチン接種率の低い住民の間で流行を引き起こしている。

 新型コロナはインフルエンザのような季節性の呼吸器疾患になると考えている人々もいる。あるいは、このウイルスは致死性が弱まり、子どもに主として感染するようになるが、そうなるには何十年もかかる、との見方もある。

 ファーガソン氏は今後2~5年間、英国では新型コロナの影響で呼吸器疾患による死者が平均より多く発生するが、それによって保健システムが破綻したり、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取るよう求める措置が再び必要になったりはしないと述べ「漸進的な進化になる。私たちは新型コロナをもっと持続的なウイルスとして扱うようになるだろう」と指摘した。

 新型コロナウイルスの変異を追跡しているフレッド・ハッチンソンがんセンターのトレバー・ベドフォード氏は、新型コロナが米国ではより穏やかな感染の波を冬季に起こした後、2022~23年に風土病に変わるとみている。米国ではインフルエンザによる年間推定3万人の死者に加え、新型コロナで年5万人から10万人が死亡する、と同氏は予測している。

 同氏によれば、このウイルスは変異を続け、直近に流行した変異株をもとにしたワクチンのブースター接種が毎年必要になる。

 インフルエンザと同じサイクルで循環するという、新型コロナの季節的な感染流行がもし現実のものとなれば、保健システムは大きな影響を受ける、とゴットリーブ氏とマレー氏は指摘し、マレー氏は「それは病院の計画担当者にとって、冬季に新型コロナとインフルエンザの流行にどう対処するのかという問題を引き起こす」と述べた。

 感染症流行対策イノベーション連合の責任者であるリチャード・ハチェット氏は、一部の国々はワクチンでしっかり守られ、他の国々では実質的にそれが全く行われていないことによって、世界は脆弱(ぜいじゃく)であり続ける、と指摘する。

 ハチェット氏は「新型コロナで心配なのは、ワクチンや自然感染で獲得した免疫をすり抜けてしまう変異株の出現だ。それは新型コロナの古いパンデミックが続いている最中に、新たなパンデミックが発生するようなものだ」と語った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファイザーのコロナ飲み薬、入院・死亡リスク89%減…

2021年11月12日 22時02分43秒 | ウイルス

ファイザーのコロナ飲み薬、入院・死亡リスク89%減…「パンデミック終息のゲームチェンジャー」

その他 2021年11月6日 (土)配信読売新聞
 

【ワシントン=船越翔】米製薬大手ファイザーは5日、開発中の新型コロナウイルス感染症の経口薬(飲み薬)について、臨床試験の中間結果で入院や死亡のリスクが89%減ったことを確かめたと発表した。ファイザーは緊急使用許可の申請に向け、近く米食品医薬品局(FDA)に今回のデータを提出する方針だ。

 アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は声明で、同薬は「パンデミック(世界的な流行)を終わらせるためのゲームチェンジャーだ」と強調した。

 発表によると、ファイザーの臨床試験には、症状が軽度~中程度の成人患者らに飲み薬と偽薬のどちらかを投与した。今回は約1200人分のデータを検証したという。

 英国では4日に米メルク製のモルヌピラビルが承認されており、服用や保管が容易な飲み薬の普及に期待が高まっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地域医療充実求める 山形の医師、過疎化憂い

2021年11月12日 21時53分51秒 | 地域

地域医療充実求める 山形の医師、過疎化憂い

 2021年11月1日 (月)配信共同通信社
 

 人口減少が続く山形県酒田市の精神科医小林和人(こばやし・かずと)さん(46)は地域医療の充実を求めた。「しっかりした病院のない都市に人は住まない」。この信念の下、東大医学部を卒業後、縁のなかった同市に住み、患者に向き合ってきた。

 福岡市で育った。20代のころ、海外を一人旅中に一時帰国し、酒田市の「山容病院」で臨床経験を積み、そのまま就職。人手不足の中、2011年から院長となり、診療と経営の激務をこなす。

 昨年12月、職員や患者に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。同市の地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」から人員や物資の支援を受け、2週間で収束させた。

 「地方では医師も高齢化し、病院が助け合わないと共倒れになる」。山容病院も外部にスタッフを派遣するなど医療体制を支える。各地で進む過疎化を憂い「国は地域病院の連携をさらに促して良質な医療体制を築き、地方に若者を呼び戻してほしい」と訴えた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通院の負担軽減、オンライン診療を試行 島根県美郷町、各世帯に機器設置

2021年11月12日 21時35分37秒 | 地域

通院の負担軽減、オンライン診療を試行 島根県美郷町、各世帯に機器設置

 2021年11月4日 (木)配信中国新聞
 

 島根県美郷町は、自宅で診察を受けられる「オンライン診療」を町立の君谷診療所で試行し始めた。ほぼ全世帯に町が設置したテレビ電話機能付きの機器を活用。医療機関が自宅から遠く交通の便が悪い中山間地域で、通院の負担を減らす。自治体独自の仕組みでオンライン診療を導入するのは珍しいという。

 定期的に診療所に通い、状態が安定している患者が対象。希望者は事前に登録し、診療所に電話で予約する。医師はテレビ電話で画面越しに診察し、処方した薬は郵送で届ける。通院と交互の利用を想定し、診療代は次の通院時に支払う。

 町によると、診療所の患者は高血圧など慢性疾患の高齢者が多いという。通院の不便さを解消するため、町が本年度に95%に当たる約1800世帯に取り付けた機器のテレビ電話機能を使うことにした。新型コロナウイルス禍での受診控えの対策にもつなげる。

 来春まで試し、利用状況や課題を検証する。今後、町民がかかりつけ医とする町外の医療機関でも導入を検討する。町情報・未来技術戦略課は「予約や支払いもオンラインでできる仕組みも考えたい」としている。(鈴木大介)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村元哉中選手

2021年11月12日 19時26分59秒 | 運動スポーツ

村元哉中さん

     
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)Photos – Olympics 2018 – Dance (MURAMOTO Kana REED Chris JPN – 15th Place) (28) (cropped) - Muramoto.jpg
 
村元 哉中(むらもと かな、1993年3月3日 - )は、日本フィギュアスケート選手(アイスダンス、女子シングル)。パートナーは髙橋大輔クリス・リード野口博一兵庫県神戸市出身。マネジメントはユニバーサルスポーツマーケティング「USM」[2]

2015年全日本選手権優勝。2018年平昌オリンピック代表

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクチンのデジタル証明、JALが初導入 搭乗時にアプリで確認

2021年11月12日 19時20分02秒 | ウイルス

ワクチンのデジタル証明、JALが初導入 搭乗時にアプリで確認 

 2021年11月9日 (火)配信朝日新聞
 

 日本航空(JAL)は8日、新型コロナウイルスワクチンの接種済みを示すデジタル証明書を扱うと発表した。日本の航空会社で初めてだとし、まずは米国路線で導入する。

 米国企業が開発したアプリ「VeriFLY」を、デジタル証明の手段として使う。JALは10月から検査の陰性証明として本格的に運用していた。米国時間の8日から米国への全入国者に接種完了が求められることになり、アプリ側の運用変更で接種の証明として使えるようになった。JALは今後、欧州やアジア路線にも広げる考えだ。

 搭乗者が事前に紙の接種証明書の情報などを登録し、アプリの画面を空港職員らに見せる。入国先の条件に合っていれば、画面上の緑色の表示で知らせる。空港職員はこれまで紙の証明書で確認していたが、言語や形式がさまざまで負担になっていた。(友田雄大)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィギュアNHK杯 アイスダンス リズムダンス 村元・高橋は6位

2021年11月12日 19時06分53秒 | 運動スポーツ

フィギュアNHK杯 アイスダンス リズムダンス 村元・高橋は6位

フィギュアスケートのNHK杯、アイスダンス前半のリズムダンスで結成2シーズン目の村元哉中選手と高橋大輔選手のカップルが、70.74をマークし6位につけました。

日本的で、すてきでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢者施設、接種・陰性確認で対面での面会を

2021年11月12日 19時01分03秒 | ウイルス

高齢者施設、接種・陰性確認で対面での面会を

 厚生労働省は11月9日の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで、高齢者施設での入所者と家族らの面会について、双方にワクチン接種歴や検査での陰性の確認を促す方針を示した。

これまではオンラインでの実施を検討するよう呼びかけていたが、接種や検査陰性が確認できれば対面を基本とする。近く、自治体や関係団体へ通知する(資料は、厚労省のホームページ)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン