Mars&Jupiter

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メンデルスゾーンの「歌の翼」を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2008-01-09 06:20:13 | フェリックス・メンデルスゾーンの作品
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、メンデルスゾーンの歌曲集。
メンデルスゾーンの歌曲というと、
「歌の翼」くらいしか知らないのだが、
以前買ったバーバラ・ボニーが歌っているCDが、
聴かないままになっていたので、聴いてみた。

メンデルスゾーンの27もの歌曲を聴いてみて、
意外にいい曲ばかりで、聴きやすいなと思った。
もちろん「歌の翼」は有名なだけでなく、
流れるような旋律がいい曲だなあと思わせる。
他の曲も、ロマン派的な部分を見せながらも、
それにどっぷりつかることのないところがいい。

曲として印象に残ったのは「尼僧」である。
ウィーラントの詩は、若者を愛した修道院の
若い尼僧の物語を淡々と描いているのだが、
その哀愁を帯びた旋律が何ともいい。
スウェーデンの詩に基づく「冬の歌」も
森に行きたがる子どもとそれを結局認めてしまう母の話。
でも、結局森に行った子どもは帰ってこない。
母は子どもを失い一人ぼっちになる。
そんな内容の歌なのだがやはり哀愁がただよう。
詩の内容はマーラーの「亡き子をしのぶ歌」の
「こんなひどい嵐の日には」と似た感じではある。
「もうひとつの五月の歌(魔女の歌)」も
激しくそして軽快なピアノの伴奏に乗り、
怪しげな魔女の集会の話が歌われる。
魔女・魔王の話に関係する歌曲としては、
シューベルトの「魔王」も有名なのだが、
メンデルスゾーンの曲もなかなかいい。
コメント
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