Mars&Jupiter

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ベルリオーズのオラトリオ「キリストの幼時」を聴きながら横浜から和田町まで歩く

2008-01-28 03:53:10 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は横浜から和田町駅まで歩きました。
途中聴いたのはベルリオーズの「キリストの幼時」。
ずっと前から買っていたが、聴いていなかったCDで、
レッジャーがイギリス室内管弦楽団を指揮した盤だ。
1854年に作曲され、有名な幻想交響曲を作曲してから
20年以上も歳月が経っているが、ここでみせる彼の音楽は、
時に斬新な部分はあるが、むしろヘンデルなどのような
バロック・古典的な部分を感じさせる音楽である。
第一部の対位法的な旋律の扱いをしている音楽を聴くと、
マーラーなどの音楽への影響を感じてしまうほどである。

印象的な場面は、第2部エジプトへの逃避の場面で、
「聖家族の憩い」のところでの語り手の歌と、
第3部「サイスへの到着」のところでの
マリアとヨゼフが町を歩きながら、
自分たちを助けてくれる人々を探し、
ローマ人やエジプト人に断られながら、
最終的にはイスマエル人の家の家長に助けられる場面である。
この場面の中では、歌と合唱の間に間奏が入る。
2つのフルートとハープで演奏される場面で、
フルートを吹いているのがウィリアム・ベネットである。
そういったところが、少しありがたい。
幻想交響曲で聴くベルリオーズとは違った音楽を,
ここでは聴くことができ、それはそれでおもしろい。
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