田園交響曲といえば、ベートーヴェンの交響曲第6番か、
ヴォーン・ウィリアムズのもの(交響曲第3番)が有名だが、
昨日途中聴いた1865年生まれのグラズノフの作品にもある。
1902年に作曲された交響曲第7番ヘ長調作品77は、
作曲者自身が「田園」という名を付けたわけではないようだが、
曲調がベートーヴェンの田園交響曲に似ていることから、
「田園」とよばれることもあるようである。
1903年作曲者自身の指揮で初演された作品である。
彼の略歴については以前ブログで触れたので省略する。
聴いたCDは、ウラジーミル・フェドセーエフ指揮、
モスクワ交響楽団の演奏によるものを聴いた。
第1楽章アレグロ・モデラートは、ソナタ形式で書かれている。
木管楽器が奏でるベートーヴェンの「田園」を思わせる牧歌的な旋律は、
やがて全合奏となり第一主題として提示され、
第二主題とともにその後展開部で変形されていく。
確かにベートーヴェンの「田園」からの影響は感じるが、
そこにはロシアの自然を感じさせ、楽しい気分にさせる楽章である。
しかし、その「田園」らしい描写的な音楽はこの楽章だけである。
第2楽章アンダンテは、悲痛さを思わせる旋律が金管楽器により奏でられる。
この主題を中心に音楽は展開され、フーガのような重厚な感じをみせてくれる。
中間になると曲調はやや明るくなり、美しい旋律が奏でられるが、
再び冒頭の悲痛さを思わせる旋律が金管楽器により奏される。
最後は、ハープの伴奏に乗ってフルートの音によって穏やかに終わる。
第3楽章スケルツォ:アレグロ・ジョコーソは、
フルートなど木管楽器によって奏される速い旋律と華やかな主題がいい。
ロシア民謡風の舞踏的な音楽は、楽しい祭りを感じさせる。
最後は木管楽器により、かわいらしく静かに終わる。
第4楽章フィナーレ:アレグロ・マエストーソ-モルト・ペサンテは、
ソナタ形式で書かれているが、これまでの楽章で
使われてきた旋律も、ところどころで登場する楽章である。
堂々とした感じの第一主題と穏やかで優しい感じの第二主題が、
その後展開され、最後は金管楽器が活躍し、華々しく堂々と終わる。
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
でも歩いたのは夕方だったので「田園」という
タイトルにふさわしい風景は暗闇の中にあり、
朝歩けばよかったなと思った一日でした。
ヴォーン・ウィリアムズのもの(交響曲第3番)が有名だが、
昨日途中聴いた1865年生まれのグラズノフの作品にもある。
1902年に作曲された交響曲第7番ヘ長調作品77は、
作曲者自身が「田園」という名を付けたわけではないようだが、
曲調がベートーヴェンの田園交響曲に似ていることから、
「田園」とよばれることもあるようである。
1903年作曲者自身の指揮で初演された作品である。
彼の略歴については以前ブログで触れたので省略する。
聴いたCDは、ウラジーミル・フェドセーエフ指揮、
モスクワ交響楽団の演奏によるものを聴いた。
第1楽章アレグロ・モデラートは、ソナタ形式で書かれている。
木管楽器が奏でるベートーヴェンの「田園」を思わせる牧歌的な旋律は、
やがて全合奏となり第一主題として提示され、
第二主題とともにその後展開部で変形されていく。
確かにベートーヴェンの「田園」からの影響は感じるが、
そこにはロシアの自然を感じさせ、楽しい気分にさせる楽章である。
しかし、その「田園」らしい描写的な音楽はこの楽章だけである。
第2楽章アンダンテは、悲痛さを思わせる旋律が金管楽器により奏でられる。
この主題を中心に音楽は展開され、フーガのような重厚な感じをみせてくれる。
中間になると曲調はやや明るくなり、美しい旋律が奏でられるが、
再び冒頭の悲痛さを思わせる旋律が金管楽器により奏される。
最後は、ハープの伴奏に乗ってフルートの音によって穏やかに終わる。
第3楽章スケルツォ:アレグロ・ジョコーソは、
フルートなど木管楽器によって奏される速い旋律と華やかな主題がいい。
ロシア民謡風の舞踏的な音楽は、楽しい祭りを感じさせる。
最後は木管楽器により、かわいらしく静かに終わる。
第4楽章フィナーレ:アレグロ・マエストーソ-モルト・ペサンテは、
ソナタ形式で書かれているが、これまでの楽章で
使われてきた旋律も、ところどころで登場する楽章である。
堂々とした感じの第一主題と穏やかで優しい感じの第二主題が、
その後展開され、最後は金管楽器が活躍し、華々しく堂々と終わる。
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
でも歩いたのは夕方だったので「田園」という
タイトルにふさわしい風景は暗闇の中にあり、
朝歩けばよかったなと思った一日でした。