Mars&Jupiter

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フベンティーノ・ローサスのワルツ「波濤を越えて」を聴きながら西谷から三枚町まで歩く

2010-05-20 05:59:09 | 古典~現代音楽メキシコ編
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
途中聴いた曲は1868年生まれのフベンティーノ・ローサスの作品。
フベンティーノ・ローサス(Juventino Rosas)は、メキシコのグヮナタフヮート州の
サンタ・クルス・デ・ガレアナで貧しい先住民のオトミ族の子として生まれ、
幼い頃から生計を立てるために様々な音楽の仕事に就いたようである。
メキシコシティに移り住んでからは、ヴァイオリニスト・作曲家として活動し、
国立音楽院にも2度入学したが、ほとんどは独学で、
ダンス・バンドを率いて海外で演奏旅行を行ったようである。
「波濤を越えて(Vals Sobre Las Olas)」は1880年代に作曲されたようだ。
聴いたCDは、エンリケ・バティス指揮、メキシコ州立交響楽団の演奏による。
メキシコ州立交響楽団及びエンリケ・バティス自主制作盤なので型番はない。
木管楽器とハープに導かれ始まるウィンナ・ワルツ風の音楽は、
その旋律を聴いただけで一度は聴いたことがあるような気がする有名なものである。
ロマンティックなこの作品が、メキシコの作曲家によるものだったとは意外だが、
トランペットなどが加わって演奏するところは何となくメキシコらしさを感じる。
レハールのワルツのように華やかで優雅な作品である。
コメント
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