Mars&Jupiter

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ニコライ・ミャスコフスキーのディヴェルティメント変ホ長調作品80を聴く

2012-04-02 06:16:54 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
一昨日、昨日ともウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはミャスコフスキーの晩年の管弦楽曲で、
1948年に作曲されたディヴェルティメント変ホ長調作品80である。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ロシア国立交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・ノン・トロッポは、三部形式で書かれている。
トランペットの響きで始まる短い序奏に続き、
弦楽器中心にワルツ風の主題が奏でられる。
木管楽器も絡み合いながら、優雅な感じの旋律が流れ、
時々盛り上がりをみせながら曲は進行していく。
中間部はおだやかな感じの旋律が奏でられ、
クラリネットなど木管楽器が活躍する。
叙情的な旋律も現れ、情熱的に盛り上がりをみせる。
再び冒頭のワルツ風の主題が現れて、最後はかわいらしく終わる。

第二楽章アダージョは、オーボエと弦楽器によって始まる。
牧歌的な旋律はクラリネットに引き継がれ、再びオーボエが受け継ぐ。
弦楽器に木管楽器や金管楽器が絡みながら曲は進行していく。
中間部では金管楽器と弦楽器によりドラマティックに盛り上がり、
そのあとはおだやかな音楽が続くが、ホルンと鉄琴による音楽は、
きらめく星空を感じさせるようもあり、魅力的である。
クラリネットと弦楽器によるおだやかな音楽が続き、
いったん盛り上がったあと、最後は弦楽器中心に静かに終わる。
第三楽章プレストは、弦楽器の速い動きに木管楽器が加わり、
軽快で勇ましい感じの旋律を奏でて始まり、行進曲風に進行していく。
木管楽器と弦楽器が主題を扱い、金管楽器と打楽器が絡み華やかさが加わる。
そのあと荒々しい感じとなり、最後は力強く終わる。
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