Mars&Jupiter

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レヴォル・ブーニンの交響曲第5番作品45を聴く

2012-04-22 19:19:23 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1924年生まれのレヴォル・ブーニンの作品。
モスクワ生まれの彼は、モスクワ音楽院でリチンスキー、シャバリーン、
ショスタコーヴィチに師事し、1945年に卒業した。
その後はレニングラード音楽院で、3年間だが、
ショスタコーヴィチのアシスタントとして務めた。
交響曲第5番作品45は1961年作曲された。
聴いたCDはルドルフ・バルシャイ指揮、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、小太鼓とティンパニの叩くリズムに、
弦楽器が入り、管楽器も加わり荒々しい音楽が展開される。
ショスタコーヴィチの影響を感じる音楽である。
速いテンポで、金管楽器と打楽器により激くなり、最後力強く終わる。

第二楽章アンダンティーノ・センプリーチェは、
ゆったりとはじまる楽章で、木管楽器が旋律を奏でていく。
弦楽器と木管楽器の旋律のやりとりが続き、
叙情的な旋律が流れ、打楽器によりいったん盛り上がったあと、
静かになって再び主題となる旋律が繰り返されて、静かに終わる。
第三楽章アレグロ・コン・フォーコは、荒々しい感じで始まる。
弦楽器中心に徐々にテンポを上げ、金管楽器が加わり盛り上がる。
中間部を経て、再び冒頭の主題が現れ、金管楽器により荒々しさを加え、
最後は小太鼓など打楽器がリズムを刻んで終わる。
第四楽章アンダンテ・モッソは、おだやかな感じで始まり、
弦楽器を中心に叙情的な旋律が奏されていく。
そのあと木管楽器中心に活躍し、幻想的な音楽となる。
フルートは鳥のさえずりを模倣しているかのようである。
そのあと弦楽器による叙情的な旋律が再び奏され、
それに金管楽器が加わり、情熱的に盛り上がっていき、
鐘の音が鳴り、ファゴットと弦楽器によりおだやかな旋律が奏でられ、
鐘の音が再び鳴ると、前の幻想的な音楽も繰り返され、
最後はおだやかな響きの中で静かに終わる。
コメント
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