Mars&Jupiter

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イワン・ハンドシキンの6つの古いロシアの歌を聴く、そして二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2012-04-24 05:16:51 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回とりあげるのは、1747年生まれのハンドシキンの作品。
6つの古いロシアの歌は1783年頃に作曲されたようだ。
聴いたCDはアナスタシア・ヒトルークのヴァイオリン、
ドミトリ・ヤクポフスキーのヴィオラ、
キリル・エフトゥシェンコのチェロ演奏によるもの。
第一曲「道に沿って、この橋に」は、軽快なメロディであり、
民謡的な部分を感じさせるというよりも、古典派的な響きの中、
変奏曲風に展開され、ヴァイオリンの技巧的な演奏を聴くことができる。
第二曲「これが私の運命、これが運命?」は、チェロの伴奏に乗り、
ヴァイオリンが主旋律を奏でていく。優雅な感じの古典派風の曲である。

第三曲「小さな鳩よ、どうしてそんなに悲しそうに止まっているのか?」は、
ヴァイオリンが奏でるやや悲しげな旋律にロシア民謡の感じを思わせる。
チェロの伴奏の上で、ヴァイオリンが主題をもとにした変奏を展開していく。
ヴィオラがそれに絡んでいき、何となくバロック風でもある
第四曲「何が、どうして起きたのか」は、ヴァイオリンが奏でる旋律が、
やはり叙情的でロシア民謡の部分を感じさせるが、
ヴァイオリンの技巧的な演奏が、変奏曲風の展開の中で発揮される。
第五曲「かつては黄金の束を集めていた」は、
やはりヴァイオリンが奏でる叙情的な旋律の中に、
ロシア民謡的な部分を感じさせるが、スタイルは古典派的である。
変奏曲風に展開される中、チェロとの対話が繰り広げられる。
第六曲「かつては若者だった」は、明るく優雅な感じの曲である。
チェロの伴奏に乗って、ヴァイオリンが変奏曲風に主題を奏でていく。
ここでもヴァイオリンの技巧的な演奏技術が発揮される。
最後は華やかさの中で、優雅な響きの中に終わる。
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