昨日は二俣川から三ツ境まで往復して歩きました。
いつもの酒屋で夜明け前のひやおろしを買う。
途中聴いたのはニールセンが1921年から、
1922年にかけて作曲した交響曲第5番作品50である。
今回聴いたCDはユッカ=ペッカ・サラステ指揮、
フィンランド放送交響楽団の演奏によるもの。
以前はシュミット盤でこの作品を紹介したが、
ニールセンのすべての交響曲の紹介のしめくくりをこのサラステ盤としたい。
第一楽章は二つの部分からなり、第一部テンポ・ジュストでは、
冒頭から弦楽器がトレモロで、幻想的な感じを醸し出し、
ファゴットそしてホルンやフルートなど管楽器が絡みながら、
北欧ののどかな自然の情景を思わせる旋律を奏していく。
このあたりはサラステ盤の演奏は比較的速い感じがするが、
それが自然な感じに思えるところがいい。
音楽は徐々に緊張感を増すようになっていき、
小太鼓が行進曲風なリズムを叩き、ティンパニの強烈な音が入り、
弦楽器に木管楽器が絡みながら、一層の緊張感を強めていく。
金管楽器や小太鼓は重々しく悲劇的なものを感じさせ、
ヴァイオリンが繰り返す高い音型は悲痛な心を感じさせもする。
それらが静まるとやがて第二部アダージョの部分に入り、
オーボエに導かれ弦楽器が優しい感じの主題を奏でていく。
それまでの悲痛な雰囲気を慰めるかのような旋律である。
ホルンなど金管楽器も入り、壮大さを加えていく。
弦楽器の奏でる旋律に木管楽器が時々絡んでいき、
徐々に現実に戻されるかのような荒々しさが小太鼓によってもたらされ、
金管楽器と打楽器により激しい戦闘の様子が描写されていく。
第二部の旋律はしかしそれを振り払うかのように、
徐々に優勢になっていき、支配的になっていく。
クラリネットが歌うように旋律を繰り返し奏でて、最後静かに終わる。
第二楽章は4つの部分から成り、第一部アレグロは、
力強く堂々とした旋律が金管楽器と弦楽器により奏でられ、
打楽器が荒々しくリズムを叩き、旋律は繰り返され、盛り上がっていく。
弦楽器中心に速い動きをみせ、木管楽器が絡んでいく。
やがて金管楽器も加わり盛り上がりをみせ、
同じ音型を弦楽器が繰り返し、静まったあと第二部プレストに入る。
スケルツォ風の部分にあたるここでは、
弦楽器による悪魔の舞踏を思わせる旋律が繰り返し、フーガ風に展開され、
金管楽器や打楽器も加え、徐々に荒々しくなっていく。
クライマックスを迎えたあとフルートが奏でる旋律が入り、
第三部アンダンテ・ウン・ポーコ・トランクィロに部分に入る。
ここでは第一部の主題から派生した旋律が奏でられていく。
その旋律の優しさは平和を求めるかのようでもある。
フガート風に展開されながら、フルートも引き継いでいく。
第四部アレグロに入り、力強い主題が奏でられる。
この旋律を中心に徐々に激しく、荒々しくなり、
高らかに金管楽器が旋律を奏でて、
最後ティンパニの音とともに力強く終わる。
いつもの酒屋で夜明け前のひやおろしを買う。
途中聴いたのはニールセンが1921年から、
1922年にかけて作曲した交響曲第5番作品50である。
今回聴いたCDはユッカ=ペッカ・サラステ指揮、
フィンランド放送交響楽団の演奏によるもの。
以前はシュミット盤でこの作品を紹介したが、
ニールセンのすべての交響曲の紹介のしめくくりをこのサラステ盤としたい。
第一楽章は二つの部分からなり、第一部テンポ・ジュストでは、
冒頭から弦楽器がトレモロで、幻想的な感じを醸し出し、
ファゴットそしてホルンやフルートなど管楽器が絡みながら、
北欧ののどかな自然の情景を思わせる旋律を奏していく。
このあたりはサラステ盤の演奏は比較的速い感じがするが、
それが自然な感じに思えるところがいい。
音楽は徐々に緊張感を増すようになっていき、
小太鼓が行進曲風なリズムを叩き、ティンパニの強烈な音が入り、
弦楽器に木管楽器が絡みながら、一層の緊張感を強めていく。
金管楽器や小太鼓は重々しく悲劇的なものを感じさせ、
ヴァイオリンが繰り返す高い音型は悲痛な心を感じさせもする。
それらが静まるとやがて第二部アダージョの部分に入り、
オーボエに導かれ弦楽器が優しい感じの主題を奏でていく。
それまでの悲痛な雰囲気を慰めるかのような旋律である。
ホルンなど金管楽器も入り、壮大さを加えていく。
弦楽器の奏でる旋律に木管楽器が時々絡んでいき、
徐々に現実に戻されるかのような荒々しさが小太鼓によってもたらされ、
金管楽器と打楽器により激しい戦闘の様子が描写されていく。
第二部の旋律はしかしそれを振り払うかのように、
徐々に優勢になっていき、支配的になっていく。
クラリネットが歌うように旋律を繰り返し奏でて、最後静かに終わる。
第二楽章は4つの部分から成り、第一部アレグロは、
力強く堂々とした旋律が金管楽器と弦楽器により奏でられ、
打楽器が荒々しくリズムを叩き、旋律は繰り返され、盛り上がっていく。
弦楽器中心に速い動きをみせ、木管楽器が絡んでいく。
やがて金管楽器も加わり盛り上がりをみせ、
同じ音型を弦楽器が繰り返し、静まったあと第二部プレストに入る。
スケルツォ風の部分にあたるここでは、
弦楽器による悪魔の舞踏を思わせる旋律が繰り返し、フーガ風に展開され、
金管楽器や打楽器も加え、徐々に荒々しくなっていく。
クライマックスを迎えたあとフルートが奏でる旋律が入り、
第三部アンダンテ・ウン・ポーコ・トランクィロに部分に入る。
ここでは第一部の主題から派生した旋律が奏でられていく。
その旋律の優しさは平和を求めるかのようでもある。
フガート風に展開されながら、フルートも引き継いでいく。
第四部アレグロに入り、力強い主題が奏でられる。
この旋律を中心に徐々に激しく、荒々しくなり、
高らかに金管楽器が旋律を奏でて、
最後ティンパニの音とともに力強く終わる。