Mars&Jupiter

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ジャコブ・ド・サンレーシュの「ここを逃れて行こう(Fuions de ci)」を聴く

2015-07-15 05:45:04 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは14世紀後半に活躍したフランスの作曲家、
ジャコブ・ド・サンレーシュが作曲した3声によるバラード、
「ここを逃れて行こう(Fuions de ci)」である。
ジャコブ・ド・サンレーシュは、アラゴンのバルセロナの宮廷で、
ハープ奏者として仕え、カスティリャ王フワン1世の宮廷でも仕えたあと、
アヴィニョンの教皇庁で活躍した人物のようである。
今回聴いたCDは、ロンドン中世アンサンブルの演奏による。
カスティリャ王フワン1世の王妃アリエノール(エレオノーレ)の死を悼む歌で、
各声部が絡み合いながら曲は進行し、シンコペーションの技法をみせながら、
最後は「アリエノール様を失ったのだから」というルフランで終わる。
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