今回は1887年生まれのフローレンス・プライスが、
1932年に作曲した交響曲第1番ホ短調を取り上げる。
フローレンス・ベトリアス・プライスは、
アメリカで初の黒人女性の作曲家である。
早くから母親から音楽教育を受けており、
14歳でニューイングランド音楽院に入学し、
チャドウィックなどに作曲を師事したようだ。
卒業後はアーカンソー州などの学校で教職に就いた。
1912年には結婚したが、その後リトルロック事件をきっかけに
南部からシカゴに移住し、作曲をさらに学んだようだ。
聴いたCDは ジョン・ジーター指揮、
フォート・スミス交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
ファゴットが奏でる素朴で暖かな旋律で始まる。
この主題は木管楽器などで引き継がれ、
弦楽器と金管楽器が入ってくるとドヴォルザーク風になる。
だんだん激しくなったあとは、いったん穏やかになり、
ホルンが奏でる旋律が現れ、木管楽器に引き継がれる。
この主題もほのぼのとした感じでいい。
提示部は繰り返されて、展開部に入る。
主題は変形されていき、再現部を経たあと、
最後盛り上がったところで終わる。
第二楽章ラルゴ、マエストーソは、
金管楽器が奏でる歌うようなコラール風の旋律で始まる。
木管楽器がそれに呼応し、その繰り返しが続いていく。
そのあと弦楽器が入り、旋律を受け継いでいく。
懐かしい感じを抱かせるが、それはなぜだろうか。
単に黒人女性ということだけでは語れない。
色々な民族の持つ文化が現れている感じもする。
後半で金管楽器が再び旋律を奏でるところで鐘の音が鳴る。
木管楽器が速い動きの音型を奏でていく。
いったん盛り上がって最後は静かになり、チェロの音が入る。
第三楽章ジューバ・ダンスは、軽快な旋律で始まる。
舞踏的な旋律であり、ジューバ・ダンスとは、
南部農園の黒人奴隷の中で広がったダンスで、
手でひざやももをたたいて踊るダンスのようだ。
リズミックであり、明るく楽しい音楽である。
太鼓の音がひざやももを叩く音を表現しているのだろうか。
アメリカらしい感じの音楽である。
第四楽章フィナーレは、軽快で力強い旋律で始まる。
流れるように民謡風の旋律が奏でられていく。
最後は打楽器が鳴りびく中、盛り上がって終わる。
1932年に作曲した交響曲第1番ホ短調を取り上げる。
フローレンス・ベトリアス・プライスは、
アメリカで初の黒人女性の作曲家である。
早くから母親から音楽教育を受けており、
14歳でニューイングランド音楽院に入学し、
チャドウィックなどに作曲を師事したようだ。
卒業後はアーカンソー州などの学校で教職に就いた。
1912年には結婚したが、その後リトルロック事件をきっかけに
南部からシカゴに移住し、作曲をさらに学んだようだ。
聴いたCDは ジョン・ジーター指揮、
フォート・スミス交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
ファゴットが奏でる素朴で暖かな旋律で始まる。
この主題は木管楽器などで引き継がれ、
弦楽器と金管楽器が入ってくるとドヴォルザーク風になる。
だんだん激しくなったあとは、いったん穏やかになり、
ホルンが奏でる旋律が現れ、木管楽器に引き継がれる。
この主題もほのぼのとした感じでいい。
提示部は繰り返されて、展開部に入る。
主題は変形されていき、再現部を経たあと、
最後盛り上がったところで終わる。
第二楽章ラルゴ、マエストーソは、
金管楽器が奏でる歌うようなコラール風の旋律で始まる。
木管楽器がそれに呼応し、その繰り返しが続いていく。
そのあと弦楽器が入り、旋律を受け継いでいく。
懐かしい感じを抱かせるが、それはなぜだろうか。
単に黒人女性ということだけでは語れない。
色々な民族の持つ文化が現れている感じもする。
後半で金管楽器が再び旋律を奏でるところで鐘の音が鳴る。
木管楽器が速い動きの音型を奏でていく。
いったん盛り上がって最後は静かになり、チェロの音が入る。
第三楽章ジューバ・ダンスは、軽快な旋律で始まる。
舞踏的な旋律であり、ジューバ・ダンスとは、
南部農園の黒人奴隷の中で広がったダンスで、
手でひざやももをたたいて踊るダンスのようだ。
リズミックであり、明るく楽しい音楽である。
太鼓の音がひざやももを叩く音を表現しているのだろうか。
アメリカらしい感じの音楽である。
第四楽章フィナーレは、軽快で力強い旋律で始まる。
流れるように民謡風の旋律が奏でられていく。
最後は打楽器が鳴りびく中、盛り上がって終わる。
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