Mars&Jupiter

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アーロン・コープランドの管弦楽のためのステートメントを聴く

2022-06-14 20:20:27 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1900年生まれのコープランドが、
1934年から1935年の間に作曲した
管弦楽のためのステートメントを取り上げる。
聴いたCDは アーロン・コープランド指揮、
ロンドン交響楽団の演奏による。
初演は最後の二曲だけを1936年1月9日、
ユージン・オーマンディの指揮、
ミネアポリス交響楽団によりラジオ放送で行われた。
全曲は1942年1月7日にドミトリ・ミトロプーロス指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニックにより初演された。
第一曲「闘争的な」は、弦楽のみのユニゾンで始まり、
そのあと金管楽器や打楽器が加わり音の厚みが加わる。
荒々しい音楽になって、盛り上がって終わる。
第二曲「神秘的な」は、フルートと金管楽器群で始まる。
その編成で音楽が進行していき、
重厚な感じと軽やかな感じが混じりあっていく。
第三曲「独断的な」は、弦楽器と打楽器中心に、
リズミックな旋律が奏でられていく。
ホルンやトランペットの部分が絡み、
そのあとは力強く音楽が展開されて終わる。
第四曲「主観的な」は、弦楽器のみで演奏される。
ヴァイオリンやヴィオラ中心に旋律が奏でられ、
内省的な感じでもあり、最後は静かに終わる。
第五曲「主戦論の」は、軽快な旋律で始まり、
木管楽器や金管楽器が旋律を受け継いでいく。
親しみやすさのある旋律である。
第六曲「予言的な」は、金管楽器や打楽器が活躍し、
緊迫した感じの旋律が奏でられていく。
そのあと独奏トランペットにより、
コラール調の旋律が奏でられ、
ロマンティックで甘美な感じになり、
打楽器と金管楽器中心になり、最後静かに終わる。

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