Mars&Jupiter

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テンシュテット指揮のアントン・ブルックナーの交響曲第8番ハ短調を聴きながら、二俣川から希望が丘まで

2012-06-02 07:45:21 | アントン・ブルックナーの作品
昨日は二俣川から希望が丘まで往復して歩きました。
ブルックナーの交響曲第8番ハ短調の聴き比べの続きである。
途中聴いたCDはクラウス・テンシュテット指揮、
ロンドン・フィルハーモニー楽団の演奏によるもの。
ノヴァーク版によるこの演奏は1982年の録音のものである。
第一楽章冒頭のテンポは速めであり、あっさりした感じである。
しかし、金管楽器やティンパニが鳴り響くとブルックナーらしくなる。
テンポが速くあっさりした演奏の部分が少々気にはなるがまあまあ悪くはない。
第二楽章のスケルツォの冒頭の部分は速く軽快な感じで、
中間部のトリオの部分がゆったりしており対照的である。
第三楽章も速いテンポであり、淡々とした演奏の印象も受けるが、
逆に言えば情に流されることなく盛り上がりの部分などを作っている。
第四楽章も軽快なテンポで、金管楽器が鳴り響いて始まる。
ティンパニの音は箇所によっては抑えすぎている感じもするが、
しっかり鳴り響いているところもあるのでよしとしよう。
抑制のとれた演奏といっていいだろうが、物足りなさはある。
スタジオ録音ということもあるからだろうか、
コーダも金管楽器とティンパニが鳴り響くのだが、物足りない。

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