Mars&Jupiter

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カルミナ・ブラーナの「バッカス、ようこそ(Bacche, bene venies)」を聴く

2010-03-01 01:31:49 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
昨日も一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今回聴いたCDはジョエル・コーエン指揮、
ボストン・カメラータ、ハーバード大学合唱団の演奏による。
コーエン指揮によるこのCDは素朴な演奏である。
ビンクレーの思い出に捧げるという言葉にあるように、
彼の解釈や音造りはビンクレーの影響を受けている印象を受ける。
「バッカス、ようこそ(Bacche, bene venies CB200)」は、
内容が酒の神バッカスをたたえる中世ヨーロッパの人々の、
酒飲みを楽しむ風景を歌った楽しい曲である。
コーエン盤は控えめな演奏から少しずつヒートアップしていくが、
クレマンシック盤とは違ってそこまで盛り上げはしない。
いずれにせよ、中世ヨーロッパの遍歴学徒たちの生活を
のぞくことのできるもので、暗い中世というイメージはなく、
人生を楽しむ人々の姿がそこにあると思う。

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