Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ランゴーの交響曲第4番を聴きながら鶴ヶ峰から二俣川に

2007-04-19 21:46:36 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日は歓送迎会ではしゃぎすぎたせいか
電車の中で眠ってしまい、目覚めると湘南台
終電もなくなったので、タクシーで家に
しかも駅では多くの人がタクシーを待っていたが、
その列に並んで、タクシーで帰った記憶だけ残っている。
相変わらずの失敗に深く反省する自分であった。
(どうしていつもこうなるのか?)
そんなこともあって昨日も歩くことができなかった。

今日はそんな私の失態をあざ笑ってか、
無線LANにしているコンピュータたちの反逆にあい、
インターネットにつなげられずパニックの一日であった。

そんなこともあり、忙しかったため、
ウォーキングも鶴ヶ峰から二俣川までぐらいしかできなかった。
言い訳が続いてしまいそうだが、
明日は挽回してとにかく歩くつもりだ。

今日聴いた曲はランゴーの交響曲第4番、第5番、第6番である。
第4番は「落ち葉」というタイトルがあるように
自然がテーマだから、聴いていると
秋から冬にかけて北欧の自然を感じさせる。

デンマークの作曲家というとニールセンが有名で
ランゴーはあまり知られていない。
そういう私もかなり前にこのCDを買ったのだが、
今までちゃんと聴いたことはなかった。
聴いてみると結構おもしろい。

不遇の作曲家で自らの宗教観を
反映した作品を多く残しているようだが、
そのあたりについてはわからないが、
どの交響曲も劇的な感じの作品になっている。

第4番の「Tranquillo」の部分が感傷的でいいし、
「土曜の朝」のところの「鐘の音」の部分を聴くと
なぜかホルストの組曲「惑星」の「土星」の曲の最後で、
鐘の音が鳴り響く箇所となぜかよく似ている。
不思議なもんだ。
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気まぐれな私とベルワルドの交響曲第2番・第3番

2007-04-17 21:41:40 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はあまりにも忙しい一日で、
ウォーキングする暇もなく、
音楽も聴く余裕もない日であった。

今日も忙しいことには違いなかったが、
鶴ヶ峰から二俣川まで歩いた。

ここ2ヶ月半のウォーキングの効果は、
あるかとは言えず、体重は変わらない。
現状維持としかいいようがなく、
歯がゆい気もするが焦ってもしかたない。

今日はベルワルドの交響曲第2番と第3番を聴いた。
1796年生まれのスウェーデンの作曲家であるが、
その名前を知られるようになったのはつい最近のことである。

2つの交響曲を聴いた印象は、
シューベルトや特にメンデルスゾーンを思い出させる感じで、
ロマン派の交響曲らしく、しかしドイツっぽいわけではなく、
ところどころで北欧的な要素を感じさせ、個性的である。
力強い感じで、聴き手を引きこませるところがある。

とはいえ、ベルワルドの交響曲全集(第1番~第4番)は、
結構前に買った物ではあるが、北欧っぽく感じなく、
私の記憶からは消えさっていたものであった。

そのいう点からすると久しぶりにベルワルドを聴いた
私の印象を率直にいうと“意外とおもしろいじゃないか”である。

ほんとに音楽はどういった時に聴くかによって
全く印象が変わってしまうものなので不思議だ。
それだけ人間の感覚というものは気まぐれで、
ある時あることをきっかけに親しくなる人間社会とも似ている。

ちなみにベルワルドの交響曲第2番は、
「カプリシューズ」というタイトルがついている。
その意味は「気まぐれな」という意味である。
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二俣川から新横浜まで、スヴェンセンの交響曲第1番・第2番を聴きながら歩く

2007-04-16 06:57:52 | 古典~現代音楽ノルウェー編
昨日は二俣川から新横浜まで歩いた。
西谷の梅の木の交差点を左に曲がり、
途中旧民家の多い羽沢の付近を左手に見ながら通過し、
急にひらけ高層ビルが続く新横浜付近を見ながら駅まで歩いた。
10km以上距離はあるだろう。さすがに遠い。

新横浜の駅構内も現在工事中であるのだが、
とにかく周辺地域の開発による変化は急激である。

西谷から新横浜へ歩きながら途中思ったことは、
ある目的地まで行くのには色んなルートがあっていいんだなということ。

数学の問題を解くのと同じように
様々なアプローチがそこにはあるが、
何がいいかはその人の判断による。
早く解く方法がいいのか、その過程を楽しみたいのか、
これを言い換えれば早く目的地に着く道を行きたいのか、
行くまでに見る色々なものに何があるのかを楽しみたいのか。
結局は目的地に着くことは同じなのだが、
その間に経験することは選択するルートによって違うだろうということ。

僕にとっては何か横浜という場所の古い部分を見ることができ、
想像力を膨らませることができたというのが本日の収穫である。

昨日新横浜で向かう途中に聴いた曲は、
ノルウェーの作曲家スヴェンセンの交響曲第1番・第2番であった。

第1番は古典的な交響曲の作りかたをしており、
第2番はグラームスのようなロマン派の交響曲を意識したかのように思える。
それぞれ、その特徴は第1楽章を聴いた時点で理解できると思う。

スヴェンセンのノルウェーらしい部分は
じゃあどこにあるかということになるが、
それはそれぞれ第3楽章にあると思う。
おそらく民謡からメロディを採ったかに思える旋律が聞こえてくる。

当時は指揮者としての活動が忙しく、
作曲活動にも支障が出るくらいであったようだ。
第3番の交響曲にも着手し、完成していたと言われているが、
現存してはいないようなので、結局交響曲は2つしかない。

シベリウス・ニールセン以前に活躍した北欧の交響曲作曲家として
もっと彼の交響曲は再評価されていいんだろうなと思う。
そんなことを思っているうちに横浜国際競技場が見えてきた。
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シベリウスの交響曲第5番を聴きながら横浜から二俣川まで歩く!

2007-04-15 07:59:19 | ジャン・シベリウスの作品
昨日は横浜から二俣川まで歩いた。
西谷から鶴ヶ峰まで歩く間、帷子川沿いの空をバックに、
久しぶりにオリオン座など多くの星を見ることができたのに、
一瞬で雲が広がり、飛行機雲も空のキャンバスを横切り、
夢のような幸せな瞬間は失われてしまった。

昨日歩きながら聴いた曲はシベリウスの交響曲第5番である。
今日から音楽の話題は北欧の交響曲にしようと思う。

自然を感じさせるこの曲は名曲であることに違いないが、
いつも思うのは第3楽章の最後の終わり方である。

休止符が多く入ったこの終わり方は、演奏も難しいだろう。
もちろん感動的な終わり方であるが、一方では不自然でもある。

何か音楽上の一つの実験をして終わったようでありながら、
まだ語りつくせないような何かがある気もする。
何かを創ろうとして創りきれなかったような気もするのである。

中学生の時にはシベリウスの交響曲全集が欲しくて、
長野のレコード店でバルビローリ指揮の全集物のレコードを
買うか買うまいかを悩んだあげく、やっとの思いで買ったものだ。
今ではその金額の1/2いや1/3で
CDの全集物が買えてしまうのだから、すごいものだ。

なんとかして買って聴くことのできるありがたさが薄れ、
今ではバルビローリ盤、ザンデルリング盤、ベルグルンド盤、
サラステ盤などいろいろ買ったがこりもせず買ってしまったのが、
ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団のものである。

しかし、この演奏は買って良かったと思うもので、期待以上だった。
フィンランドの自然を感じさせ(といって行ったことはないが)、
どの交響曲も演奏は満足のいくものである。

中学生の時にシベリウスの作品を聴いて、
フィンランドなど北欧に一度行ってみたいと思った私だが、
なかなかその夢は今も実現はしない。
せめて、シベリウスを聴いて行った気になっている私である。
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不遇なマニャール、すばらしい交響曲群そして交響曲第1番と第3番

2007-04-14 06:01:03 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は強風の中、二俣川から瀬谷まで歩いた。
歩きなれた道も、冒険して今日はこの道に入ろうとすると
間違えたりすることのあるって、人生そんなもんかな。

昨日聴いた曲はマニャールの交響曲第1番と第3番である。
最近になって少しずつ有名になってきた作曲家だったが、
1865年生まれの彼は活躍していた時期は不遇の境地にあったようだ。

ワグナーの影響を受け、フランクの門下にあった彼の交響曲は、
ドイツの交響曲のようなしっかりとした構造を持ち、
なおかつ、フランスらしい美しい旋律をところどころにちりばめる。

交響曲第1番と第3番ではやはり第3番の方が印象に残り、
第2楽章はなかなかいいなと思った。

第1番は作品4,第3番は作品11の番号が付いている。
あまり多くの作品をこの世に送り出すことなく、
21の作品しか残していない。その作品21は交響曲第4番である。

第一次世界大戦の時に侵略者(ドイツ軍)に殺され、
49歳で短い一生を終えたマニャールの交響曲群は、
今後もっと再評価されていいと思う。

また、私のホームページで今回取りあげたフランスの交響曲の
CDについて紹介しておきます。トップページは、
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/
その中のCD紹介コーナー
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/symphony-cd-shoukai.html
のフランス編で紹介しますので、参考にしてください。

今回のマニャールのCDはプラッソンの指揮による交響曲全集からです。
ホームページはまだほとんどが工事中の段階ですが、
少しずつ充実させていこうと思います。

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