Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ニコライ・ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第2番ハ短調作品33の2を聴き、二俣川から希望が丘を歩く

2012-03-26 05:12:42 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は二俣川から希望が丘の間を往復して歩きました。
途中聴いたのはミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第2番ハ短調作品33の2。
この作品は、1930年に作曲され、三楽章制である。
聴いたCDはタネーエフ四重奏団の演奏によるものである。
第一楽章アレグロ・ペザンテ(重々しく)は、ソナタ形式で書かれている。
短く重々しい序奏のあと、歌うように悲しげな第一主題が奏でられる。
もう一つは対照的に少し明るめな第二主題が奏される。
そして第一主題が変形される短い展開部に入り、
それが終わると再現部に入り、それぞれの主題が現れ、
冒頭の序奏の部分の音型が現れたあと、最後は静かに終わる。

第二楽章アンダンテの冒頭はヴィオラ独奏により叙情的な旋律が、
独白のように奏でられ、他の楽器もやがて加わっていく。
そのあとおだやかで牧歌的な旋律が奏でられていき、
やがて徐々に盛り上がりをみせ、それを繰り返し、
再び冒頭の旋律が奏され、憂鬱な感じになるが、
中間部の牧歌的な旋律も再び現れ、最後は静かに終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェは、軽快なリズムに乗って、
明るく無邪気な感じの旋律が奏でられる。
躍動感あふれ、勇ましい感じで音楽は進行し、
盛り上がりをみせたあと、最後は堂々とした感じで終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーの交響曲第6番変ホ短調作品23を聴く

2012-03-25 13:01:53 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いたのはミャスコフスキーの交響曲第6番変ホ短調作品23。
この交響曲は、1921年から1923年にかけて作曲された作品で、
1947年から1948年にかけて改訂が加えられている。
彼の作品の中では演奏時間が長い作品に属する。
初演は1924年5月4日モスクワでニコライ・ゴロヴァノフの指揮で行われた。
聴いたCDはエカテリンブルク市ドメスティク合唱団、
ドミトリー・リス指揮、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるものである。
第一楽章ポコ・ラルガメンテ-アレグロ・フェローチェは、ソナタ形式で書かれている。
冒頭からダイナミックに始まり、次に不安でせかすような第一主題が現れる。
この第一主題の部分には軽快な旋律など様々な旋律の要素が入っている。
対照的に大らかな感じで叙情的な第二主題が現れ、これらの主題が繰りかえされたあと、
第一主題の変形から始まる展開部に入り、やがて金管楽器も加わり盛り上がる。
再現部でそれぞれの主題が奏されたあと、これらが絡み合いながら進行し、
最後は弦楽器が奏でるトレモロの中、管楽器が呼応しながら静かに終わる。

第二楽章プレスト・テネブローソは、三部形式によるスケルツォ楽章である。
木管楽器が活躍しながら、軽快に始まり徐々に盛り上がり、
荒々しくなっていき、金管楽器も加わり狂乱した感じが続く。
中間部のアンダンテ・モデラートのトリオはフルートなど木管楽器が活躍し、
静かな幻想的な音楽となり、フルートのソロが美しい。
チェレスタは「怒りの日」の聖歌を思わせる旋律を奏でていく。
その静けさも再び冒頭の部分が繰り返され、崩れていく。
最後の方で一瞬だけ中間部の一部が現れ、また荒々しくなって終わる。
第三楽章アンダンテ・アパショナートは、第一楽章の断片を思わせる
ゆったりとした旋律が弦楽器により奏でられて始まる。
それが終わると木管楽器が活躍する部分が現れ、
弦楽器と絡み合いながら、ロマンティックな旋律が奏でられていく。
そしてそのあと第二楽章を思わせる断片も出て、
チェレスタが「怒りの日」の聖歌を思わせる旋律を奏でる。
その安らかな感じは壊され、不安を思わせるような音楽になり、
それが終わると再び平和な感じの音楽になり、
チェレスタも再び響き、弦楽器がおだやかに旋律を奏で最後静かに終わる。

第四楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
トランペットやホルンなど金管楽器が鳴り響き、
祝典的な明るくにぎやかな雰囲気で始まる。
そしてフランスの革命歌である『ラ・カルマニョール』や、
『アサイラ』が現れるが、それら部分が終わると、重々しい雰囲気になり、
低弦のピチカートに「怒りの日」の聖歌が現れ、繰り返される。
そして、クラリネットがロシア正教の埋葬の賛美歌を奏でる。
それまでの楽しかった雰囲気が打ち消され、沈鬱な感じになる。
しかし、弦楽器は再び冒頭の明るい旋律を奏でて繰り返し、
徐々ににぎやかな部分が戻ってくるが、再び重々しい感じになり、
「怒りの日」の聖歌の旋律と冒頭の旋律の変形されたものが絡み合っていく。
そして合唱の部分が入り、「肉体からの魂の離脱について」の詩を歌う。
この合唱が入る部分は感動的な部分であり、この部分をカットして
演奏している改訂版によるスヴェトラーノフ盤では味わえないところである。
これが終わるとクラリネットが弦楽器と絡み合いながら、
平和な感じの音楽が続き、ハープも響き、おだやかに最後終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーのシンフォニエッタ第2番イ長調作品68を聴く、そして上星川から鶴ヶ峰まで

2012-03-24 18:18:56 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は上星川駅から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回とりあげるのはシンフォニエッタ第2番イ長調作品68である。
この作品は、弦楽オーケストラのために書かれ、
1945年から1946年にかけて作曲された、
聴いたCDはローランド・メリア指揮、
ダルガート弦楽アンサンブルの演奏による。
第一楽章アレグロ・モルト-アンダンテは、
勇ましい感じの旋律が奏されたあと、感傷的な旋律が奏される。
その感傷的で暗い旋律は、各楽器が引き継がれ、展開されていく。
最後劇的な盛り上がりを見せたあと終わる。

第二楽章アンダンティーノ・グラツィオーソは、
明るく舞踏的で民謡風の旋律が奏でられていく。
中間部は少し暗い感じの舞踏的な旋律である。
再び冒頭の明るい舞踏的な旋律が奏でられて終わる。
第三楽章アンダンテ・エレヴァートは、
おだやかで舞踏的な感じの旋律が奏でられていく。
流れるような旋律は美しく、最後は消えるように終わる。
第四楽章アレグロ・コン・フォーコは、
英雄的な勇ましい感じの旋律が奏されて始まる。
それとは対照的なやさしい感じの旋律が奏される。
そして再び最初のの旋律が奏され、
これらの旋律をもとにした展開が続いていく。
最後は冒頭の旋律が繰り返され、堂々とした感じで終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーのピアノ・ソナタ第3番ハ短調作品19を聴く

2012-03-23 05:53:17 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはピアノ・ソナタ第3番ハ短調作品19である。
1920年に作曲され、1939年改訂されたこの作品は単一楽章で書かれている。
聴いたCDはエンドレ・ヘゲデスのピアノ演奏による。
作品は、コン・デシデリーオ(憧憬をもって)、インプロヴィサート-
モデラート・コン・モルト、ステンタート(引きずるように)、
マ・センプレ・アジタート(しかし引き続き情熱的に)の部分から構成される。
冒頭は8小節からなるダイナミックな序奏で始まり、
そのあとは叙情的で哀愁を帯びた感じの第一主題が現れる。
この次にけだるい感じの第二主題が奏でられていく。
そして展開部に入り、情熱的な盛り上がりをみせていく。
ドラマティックに展開されたあと主題が再び現れ、
徐々に情熱的になって盛り上がったところで終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第1番イ短調作品33の1を聴く

2012-03-22 05:39:39 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは弦楽四重奏曲第1番イ短調作品33の1である。
1929年から1930年にかけて作曲された。
聴いたCDはタネーエフ四重奏団の演奏による。
第一楽章ポコ・ルバート・マ・アレグロ・エド・アジタート-
アレグロ・ノン・トロッポは、ソナタ形式で書かれている。
暗く差し迫ったような感じの第一主題が、奏でられ始まり、
もう一つの主題は対照的にやや明るさを持ったのどかな感じである。
展開部は第一主題の変形から始まり、
第一主題の4つの音から構成される動機が執拗に繰り返される。
コーダの部分はおだやかな感じで、最後静かに終わる。

第二楽章アレグロ・テネブローソは、三部形式によるスケルツォである。
冒頭では荒々しくリズミックな主題が奏されていく。
中間部は民謡風で舞踏的な旋律が奏され、
再び冒頭のリズミックな旋律が現れ、最後は静かに終わる。
第三楽章アンダンテ・ソステヌートは、三部形式による楽章である。
最初叙情的な旋律が、ヴァイオリンにより奏されて始まる。
心情を訴えるような悲痛な感じの旋律はそれぞれの楽器に引き継がれていく。
中間部は歌うような旋律が奏でられ、舞踏的でもある。
それが終わると再び冒頭の悲痛な感じの旋律が現れる。
チェロの音が響く中、ヴァイオリンが長い音を伸ばし最後静かに終わる。
第四楽章アッサイ・アレグロ・クワジ・プレスト-プレスティッシモは、
軽快で躍動的な旋律がリズミカルに奏でられて始まる。
途中前楽章の主題が回想的に現れながらも、
再び躍動的な旋律を中心に盛り上がって終わる。
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