おっ、なかなかの刺身の盛り合わせじゃないか。なんか・・・いますぐ飯を茶碗でもらって、とりあえず即席の小さな海鮮丼をつくってパクつきたくなるなあ・・・。新鮮で旨そうな刺身を眼の前にして、およそ呑兵衛らしからぬことをつい思ってしまう。もちろん信頼のおける店だからこそだが。新年会のメンバーがまだ二人揃わないのだが、軽く始めてしまうことにしたのだ . . . 本文を読む
毎月配信していた「読んだ本」だが、この二カ月はあまりにも冊数が少なかったので、申し訳ないが初めて合併号みたいな記事にさせていただいた。「池波正太郎真田太平記館」は、上田駅前から伸びる坂道を真っ直ぐ十五分ほど歩いたところにある。池波正太郎の小説が好きな人なら、観覧料の四百円で、まず小一時間くらいはたっぷり潰せる . . . 本文を読む
秋晴れの日が少なかった、雨ばかりの一カ月であった。街歩きをしていると、突然、冷たい雨に襲われ眼についた蕎麦屋で雨宿りすることにした。灰皿が置いてあり、呑んでいる先客もいたのでこれ幸いと右に倣う。蕎麦前に蕎麦湯割とキスの天ぷらを頼む。見た目はいかにも旨そうな小ぶりなキス天だが、食べてみるまでわからない。いざ食べたら、まあ、五十点といったところ。天ぷらは簡単にみえてジツに奥が深い . . . 本文を読む
映画「ボビーという名の猫 幸せのハイタッチ」を観にいってきた。スポットCMを観てあまりの可愛さに一目惚れしてしまったのである。(もっともオス猫なのだが)猫が主人公級の洋画は少ないと思う。思いだすものといえば、老人ハリーが住んでいたアパートを区画整理で追い出され、愛猫トントと旅するロードムービー「ハリーとトント」くらいのものだ。ボビ―の映画だが、ホームレスで麻薬中毒のミュージシャンが野良猫に出逢って、立ち直り社会復帰していく。そんなストーリーだが、これって実話なのだ。あまり期待しないでいったが、非常に面白かった。ただし猫好きならば . . . 本文を読む
あれっ、現金がいるのかよ!)煙草の自動販売機が二台あって、わたしが吸っている銘柄の販売機が現金のみの販売となっていた。静岡の清水に向かってバイパスを走っていると「駿河健康ランド」という建物がドーンと眼の前に聳えていた。清水駅あたりのビジネスホテルでもいいが、たまにはこんなところに寄ってみるか。フロントで料金を訊くと入館料金二千五十円、宿泊(シングル)なら入館料金込みで六千百十円だったので泊まることにした。大入り満員のスルケンランド館内には老若男女がワンサといてちょっとした静岡版ワンダーランドのようだ . . . 本文を読む
「おっ、小肌(コハダ)があるぞ」初めて入った店でメニューをみると迷わず注文した。夏場はとにかく鯵などの光ものが断然旨くなる。出世魚であるコノシロだが、コハダとよばれるくらいの若い時が、一番価値があり、夏場が旬である。「寿司はコハダに始まり、コハダで終わる」とまで言われる。江戸前鮨職人に愛される安くて美味しいこのネタは酢と塩で旨みを引きだすのだが手間と時間がかかるのだ。小肌を食べ終わると、次にメニューで目を付けていたハゼの天ぷらを頼む
. . . 本文を読む
事後報告になって真に申し訳ありませんが、ここのところ俄かに身辺多忙となったため、今月の二週から週二回の配信を一回に暫くの間減らさせていただきました。コメントが非常に少ない拙ブログですが、それでも数年前からは一週間に、1,000人を超す閲覧者数(累積約 400,000人)、2,000~7,000のページビュー(累積約 1,400,000pv)があり、なかには、ブログ更新で秘かにわたしの安否確認チェックしているひともいるかもしれないので書いておきます。減らした一回分ですが、コアな閲覧者の方はブログの下部に毎日更新される「このブログの人気記事トップ 10」か、記事数も今や 1,200を超えましたのでご面倒でもサイト内検索などで未読の記事を漁っていただければ幸いです . . . 本文を読む
今月はジツに得難い体験をした。旅雑誌の読者参加のコーナーに能天気なひとり旅の企画を応募したら、なんとこれがすんなり通ってしまったのである。とんとん拍子で話が進み伊豆に旅にでたのだ。ところがいざ取材旅となると、いろいろと枷が多くてまいった。女性読者が喜ぶところをとか、酒のつまみになるような土産も、筆者も映った画像もお願いしますなどと畳みかけてこられたのである . . . 本文を読む
今年はとにかく桜を堪能できた。すぐ傍を流れる柏尾川の桜も、いつもの年より頑張って長く咲き続けていてくれたような気がする。出かけた先の群馬や栃木でも、これでもかと満開だった桜に出逢えたのが珍しい。話は変わるが、おでん屋の勘定がどうも合点がいかないとか、どこかしら疑わしいと思ったことはないだろうか。今月のちょっと寒かった日におでん屋で呑んだ。わたしが頼むおでんなどは、とにかくメニュー値段の二百円以下の安いものばかりである。暗算も本当は得意だが、よっぽどふところがさみしいとき以外、飲み屋ではしない。ただザックリと会計金額の予想はするが千円と違うことはめったにない。ところが、おでん屋で会計すると予想と大幅に違う多めの金額になってしまう . . . 本文を読む
春は確かな足取りで近づいてきている。桜の蕾も桃色に膨らみきって弾け咲く寸前で、もうその春は、すぐそこの角を曲がるところまで来ているようである。春は出逢いの季節だ。そして別離の季節という貌ももっている。ずいぶん世話になったひとが辞めて九州に帰るという。最後に一度飲みませんかと誘ったら、基本としてそういうのはすべて辞退しているのですが、ごく少人数で、もしスカイツリーを観られるような飲み会であればという条件で受けてくれた。登るつもりなどさらさらないが近くで見たことがないんだもんでね、と笑っていった。心あたりがあった . . . 本文を読む