温泉クンの旅日記

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東海道五十三次(16)

2015-06-14 | 街道を歩く
  <東海道五十三次(16)>

  (16) 掛川~浜松

     27、28、掛川~袋井~見附~浜松 
      6月7日 6時間30分 39,526歩 28キロ

 朝五時起床、戸塚駅6時24分発の東海道線に乗り小田原駅へ向かった。



 小田原駅発7時36分の新幹線「こだま633号大阪行き」の自由席に乗った。さすがに早い時間なのでガラガラに空いている。



 掛川駅には8時43分に到着した。



 一服して万歩計をリセットすると歩き始めた。
 今日の歩く目標距離は約七里である。江戸時代に東海道を旅した人たちは、一日に八里(32キロ)から十里(40キロ)歩くというからそれに近い。今回から宿泊が伴うウォーキングである。

 歩きだしてしばらくすると陽が出てきて暑くなってくる。首の後ろが焼けてくる。鞄からタオルが入ったビニール袋を取り出し、破ってタオルを首に巻いた。
 ずいぶん歩いたような気がするころ、袋井市に入った。



 国道一号線(東海道)は静岡県内ではバイパスになって、車専用道路が多くなる。しかたなくバイパス高架下を沿った寂しい路を歩かざるをえない。
 左をみると麦秋が広がっている。



 ついに路が行き止まりになって、大きく迂回するルートをとった。地図を持っていないので勘だよりである。
 磐田市に入ったところで店をみつけ、この先あるかどうかわからないので昼食をとることにした。冷たいおろし蕎麦にゆかりのおにぎりを一個、〆て五百円と安い。



「これより見附宿」の看板を見てからが遠かった。



 途中で突然、左足首が攣って慌てる。今日の歩行距離は無謀だったか・・・挫けそうな気分を𠮟咤して、重くなった足をひたすら前に運ぶ。
 重装備の青年とすれ違うが京都方面から旅してきたのだろうか。話しかけたいが、残りの距離を聞いて力が尽きても困るのでやめて、軽い会釈だけを交わした。



 天竜川にたどり着いて、とりあえずはホッとして顔が綻ぶ。
 この長い橋を渡れば浜松市に入る。
 いったい静岡に入ってから広い川をいくつ渡ったことだろう。
 川を超えると東海道を右に逸れて、今日の宿に向かう。





 部屋に入ると、思った通り大好きな「ツインのシングルユース」で快適そうである。これで朝食付きで四千五百円とは格安である。
 風呂嫌いだけどバスタブにお湯を満たす。



 宿の大浴場は六時からだと言われたからだ。それまで待てない。バスタブで汗を流し、足と背中を念入りに揉む。
 出ると足と腰の筋肉にチックを塗り込み、30分ほど仮眠した。
 夜の食事は、おにぎりと金ちゃんヌードルで簡単に済ませ軽く呑んで早めに眠りについた。



  累計:28宿(次) 日本橋より60里(236キロ) 所要日数:19日
  所要時間:67時間5分 
  歩数:393,309歩 実際に歩いた距離276キロ 
  交通費:46,920円
  宿泊費:4,500円


  →「東海道五十三次(15)」の記事はこちら
  →「新富良野プリンスのてるてる」の記事はこちら
  →「ホテルオークラ札幌」の記事はこちら

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