<東海道五十三次(16)>
(16) 掛川~浜松
27、28、掛川~袋井~見附~浜松
6月7日 6時間30分 39,526歩 28キロ
朝五時起床、戸塚駅6時24分発の東海道線に乗り小田原駅へ向かった。
小田原駅発7時36分の新幹線「こだま633号大阪行き」の自由席に乗った。さすがに早い時間なのでガラガラに空いている。
掛川駅には8時43分に到着した。
一服して万歩計をリセットすると歩き始めた。
今日の歩く目標距離は約七里である。江戸時代に東海道を旅した人たちは、一日に八里(32キロ)から十里(40キロ)歩くというからそれに近い。今回から宿泊が伴うウォーキングである。
歩きだしてしばらくすると陽が出てきて暑くなってくる。首の後ろが焼けてくる。鞄からタオルが入ったビニール袋を取り出し、破ってタオルを首に巻いた。
ずいぶん歩いたような気がするころ、袋井市に入った。
国道一号線(東海道)は静岡県内ではバイパスになって、車専用道路が多くなる。しかたなくバイパス高架下を沿った寂しい路を歩かざるをえない。
左をみると麦秋が広がっている。
ついに路が行き止まりになって、大きく迂回するルートをとった。地図を持っていないので勘だよりである。
磐田市に入ったところで店をみつけ、この先あるかどうかわからないので昼食をとることにした。冷たいおろし蕎麦にゆかりのおにぎりを一個、〆て五百円と安い。
「これより見附宿」の看板を見てからが遠かった。
途中で突然、左足首が攣って慌てる。今日の歩行距離は無謀だったか・・・挫けそうな気分を𠮟咤して、重くなった足をひたすら前に運ぶ。
重装備の青年とすれ違うが京都方面から旅してきたのだろうか。話しかけたいが、残りの距離を聞いて力が尽きても困るのでやめて、軽い会釈だけを交わした。
天竜川にたどり着いて、とりあえずはホッとして顔が綻ぶ。
この長い橋を渡れば浜松市に入る。
いったい静岡に入ってから広い川をいくつ渡ったことだろう。
川を超えると東海道を右に逸れて、今日の宿に向かう。
部屋に入ると、思った通り大好きな「ツインのシングルユース」で快適そうである。これで朝食付きで四千五百円とは格安である。
風呂嫌いだけどバスタブにお湯を満たす。
宿の大浴場は六時からだと言われたからだ。それまで待てない。バスタブで汗を流し、足と背中を念入りに揉む。
出ると足と腰の筋肉にチックを塗り込み、30分ほど仮眠した。
夜の食事は、おにぎりと金ちゃんヌードルで簡単に済ませ軽く呑んで早めに眠りについた。
累計:28宿(次) 日本橋より60里(236キロ) 所要日数:19日
所要時間:67時間5分
歩数:393,309歩 実際に歩いた距離276キロ
交通費:46,920円
宿泊費:4,500円
→「東海道五十三次(15)」の記事はこちら
→「新富良野プリンスのてるてる」の記事はこちら
→「ホテルオークラ札幌」の記事はこちら
(16) 掛川~浜松
27、28、掛川~袋井~見附~浜松
6月7日 6時間30分 39,526歩 28キロ
朝五時起床、戸塚駅6時24分発の東海道線に乗り小田原駅へ向かった。
小田原駅発7時36分の新幹線「こだま633号大阪行き」の自由席に乗った。さすがに早い時間なのでガラガラに空いている。
掛川駅には8時43分に到着した。
一服して万歩計をリセットすると歩き始めた。
今日の歩く目標距離は約七里である。江戸時代に東海道を旅した人たちは、一日に八里(32キロ)から十里(40キロ)歩くというからそれに近い。今回から宿泊が伴うウォーキングである。
歩きだしてしばらくすると陽が出てきて暑くなってくる。首の後ろが焼けてくる。鞄からタオルが入ったビニール袋を取り出し、破ってタオルを首に巻いた。
ずいぶん歩いたような気がするころ、袋井市に入った。
国道一号線(東海道)は静岡県内ではバイパスになって、車専用道路が多くなる。しかたなくバイパス高架下を沿った寂しい路を歩かざるをえない。
左をみると麦秋が広がっている。
ついに路が行き止まりになって、大きく迂回するルートをとった。地図を持っていないので勘だよりである。
磐田市に入ったところで店をみつけ、この先あるかどうかわからないので昼食をとることにした。冷たいおろし蕎麦にゆかりのおにぎりを一個、〆て五百円と安い。
「これより見附宿」の看板を見てからが遠かった。
途中で突然、左足首が攣って慌てる。今日の歩行距離は無謀だったか・・・挫けそうな気分を𠮟咤して、重くなった足をひたすら前に運ぶ。
重装備の青年とすれ違うが京都方面から旅してきたのだろうか。話しかけたいが、残りの距離を聞いて力が尽きても困るのでやめて、軽い会釈だけを交わした。
天竜川にたどり着いて、とりあえずはホッとして顔が綻ぶ。
この長い橋を渡れば浜松市に入る。
いったい静岡に入ってから広い川をいくつ渡ったことだろう。
川を超えると東海道を右に逸れて、今日の宿に向かう。
部屋に入ると、思った通り大好きな「ツインのシングルユース」で快適そうである。これで朝食付きで四千五百円とは格安である。
風呂嫌いだけどバスタブにお湯を満たす。
宿の大浴場は六時からだと言われたからだ。それまで待てない。バスタブで汗を流し、足と背中を念入りに揉む。
出ると足と腰の筋肉にチックを塗り込み、30分ほど仮眠した。
夜の食事は、おにぎりと金ちゃんヌードルで簡単に済ませ軽く呑んで早めに眠りについた。
累計:28宿(次) 日本橋より60里(236キロ) 所要日数:19日
所要時間:67時間5分
歩数:393,309歩 実際に歩いた距離276キロ
交通費:46,920円
宿泊費:4,500円
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