我々が幼少の頃には広い座敷で通夜や葬式、結婚式、法事を親戚や従業員を招いて大々的に行ったもので、それが親戚をまとめる本家の役割でもあった。本家には広い屋敷と賄いの調度品が揃っていたのである。昔の家は冬は寒かった。今でこそ金属製の断熱サッシュを嵌め込んでいるが、昔は板戸を開けたら障子1枚のみが外界との仕切りであったので、座敷はともかく寒かった。そのため宴会には暖をとる暖房器具が必要であったのだが、そ . . . 本文を読む
2023年5月の郷里の記録(本ブログは蒐集作品のデータ化と身の回りの記録が主たる目的です。)5月の連休に訪れた「男の隠れ家(その2)」の付近の田んぼには鷺の群れ・・・。田植え前ののどかな田園風景がどこまでも広がっていました。山の向こうは白神山地があります。まずは菩提寺のお寺さんを訪問し、住職さんに挨拶してから墓参り。亡くなった家内をこの地に納骨するにはいろんな意味で迷いましたが、今になって思うとお . . . 本文を読む
こちらの展示室も収納スペースが不足してきており、多くの作品を今回の帰省に際して、男の隠れ家に移すことにしました。ちょっとやそっとの数ではないので、今後は時間をかけて移す作業が始まります。本来はすべて手元に置きたいのですが、本当に好きな作品だけ手元に置くようになります。40代の前半に青森に赴任しており、転勤する際に記念にとガラス工房を訪ねて作者自身から購入したのが大川薫の花入れの作品でした。そのよう . . . 本文を読む
昨日はテレワーク・・。前日から定期な庭の手入れが始まったらしい・・。夕方に早めに帰宅すると開始当日から庭には高さのある脚立が乱立していました。玄関の上の松の手入れにとうとう庭に高所作業車が入り込んでいます。翌日のテレワーク当日はいいお天気・・。庭の手入れは3日ほどかかるとか・・。リビングでは天井と壁の張替え工事が引き続き施工しています。それでもだいたい下地が完了しました。いよいよ仕上げ材を貼り始め . . . 本文を読む
本日はまだ夏季休暇中ですが、コロナ禍と大雨で今夏の帰省は急遽中止としています。帰省しなくて正解なような気がしますが、予定が大幅に変更でプールや花火やらで気を紛らわしている次第です。近所の子らを集めて近くの公園で花火を二日。二日間、近所の子どもは入れ替わりで・・。盆の迎え火と送り火、息子は毎年のことで小生より段取りが詳しくなってきました。夜の公園で昆虫採集。道路に座り込んで送り火・・。近所の自然園の . . . 本文を読む
紹介する作品は山名文夫による広告の原画とされる作品ですが、真偽のほどは不明です。山名文夫は元多摩美術大学教授で日本のグラフィックデザインの草分けの一人とされ、資生堂と関わりの深いグラフィックデザイナーです。 . . . 本文を読む
ここで気になるのは「太子さんの御顔は青邨先生に描いて 貰いました・・・・鬚鬢を一本も描かなかった青邨先生に 頭を下げました」という部分です。お願いして描いてなかった鬚鬢を描いて頂いたのか、はたまた自分で鬚鬢を描いたのかもしれません。
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テレワークであったり、夕食前に帰宅した時には息子の宿題は小生の担当となります。まだ机は製作中であり、今あるのは小さいので、書斎であったり、寝室の小さなテーブルで息子は宿題に取り組んでいます。どうも最初は正座になるらしい
週末ということもあり、紹介するのは気軽な作品です。さて、勉強にはなんらんかの机が必要なように、ものを飾るというのはそれなりの誂えが必要だと思います。
*厨子内の作品は「聖観 . . . 本文を読む
「庚申待」とは道教では、「人間の体内には三尸という3種類の悪い虫が棲み、人の睡眠中にその人の悪事をすべて天帝に報告に行く」という説話があります。 そのため、三尸が活動するとされる庚申の日(60日に一度)の夜は、眠ってはならないとされ、庚申の日の夜は人々が集まって、徹夜で過ごすという「庚申待」の風習がありました。
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ローマングラスのキラキラの部分、つまり銀化した部分についてですが、これはガラスが土や砂の中に長い間埋もれていた場合に発生します。ガラスの成分が周りの土に含まれる鉄や銅、マグネシウムの成分と化学変化を起こすのですが、漢などの緑釉の銀化に似ていますね。
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本日は身近にある黒柿の工芸品の紹介です。
まずは明治期頃と推察される古いめじろ鑑賞用の鳥籠の作品です。
メジロの飼育は、2012年の4月から原則飼育禁止になりましたが、メジロを飼う目的は、きれいな鳴き声「さえずり」を楽しむものです。 竹かご(サシコ)のサイズは意外なほど重要で、 大き過ぎても小さ過ぎてもさえずりなどに影響を与えるため、 その鳥種にマッチしたものを選ぶ必要があるそうです。 選択に . . . 本文を読む