欠け直し

私が陶芸をやり始めたときに作ったお茶碗を兄が長年、飯茶碗として使ってくれていました。

いい味が出ていたので、私が作ったほかのお茶碗と交換して持ち帰り

よく見ると３箇所に小さな欠けがありました。ま～普段使っていたのですから仕方がありませんね。

そこで、得意の補修・・・。

実に簡単です。欠けている部分をパテで盛り上げます。車のボデイ補修用が一番、長持ちしそうです。口をつけるので気になる方は別のものをおすすめします。







乾いたら削って、生漆を塗り、半乾きの状態で金粉を振りかけ、磨いて仕上がり





仕上がりが気に入らないときは、繰り返します。

人間、手先を動かすのが若さの秘訣らしいです。器用、不器用関係なく夢中で指先を動かすのは脳を活性化します。

ん？　・・パソコン麻雀とはちと意味絵が違う


健康のためにも器の補修は自分でやってみましょう。

使い捨ての時代に流されず、少しいい器か、古いものを使って壊れたら直してみる。

私は靴などもそうしていて、すでに３０年も履いている靴もあります。さすがに修理は専門家にお願いしていますが・・。経済的かどうかは別問題

いいものを箱にしまったまま、ガラスのショーケースに飾ったままの人がなんと多いことでしょう。器や花器などは使っていくらです。地震がくると壊れてもったいないとか言いますが、それは国宝級のお話！

ものは使っていくら、壊れたら修理すればいいのです。使えなくなったら、またお金を貯めて買えばいいのですよ。

棺桶までいいものは持っていけませんし、誰も入れてくれませんよ

私はとことん使います。実に手荒に